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■新機能■

麹・酒母・もろみの3工程対応で酒造り支援を拡大!
酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」

2019年4月10日

ラトックシステム株式会社(本社:大阪府、代表取締役:岡村周善、以下「ラトックシステム」)は、酒蔵向けシステム「もろみ日誌」に麹対応などの新たな機能を追加、酒造りで重要な要素とされる3工程を支援するシステムとして、2019年5月より提供を開始します。

酒造り3工程(麹・酒母・もろみ)について

酒質の決める要素の中でも重要とされるのが「一麹、二もと、三造り」(いちこうじ、にもと、さんつくり)ともいわれる3工程です。この工程では生きた麹と酵母の力を借りることで、米から原酒を造り上げます。この進行を把握し、調整するために必要とされるのが、麹や酵母の活動の場である麹、酒母、もろみの品温管理です。現場には、常に状況の変化を予測・察知し、対応するための体制が求められています。

もろみ日誌の概要

もろみ日誌は、酒造3工程(麹・酒母・もろみ)に特化した品温モニタリングシステムです。酒造りの過程で必要な品温の計測やデータ管理、帳票印刷などをサポートし、現場の負担軽減を支援します。

本システムではもろみなどの品温をセンサーで定期的に自動計測し、無線でパソコンに転送してデータを収集・蓄積します。アルコールや日本酒度などの分析値データは手入力で管理し、事績ごとの変化をグラフでモニタリングできます。品温の監視にはAWSクラウドを採用、事務所のPCだけでなくスマホでもグラフを確認したり、アラート通知を受けたりすることができます。 また、過去の品温やBMD曲線を今の仕込みに重ねてグラフ表示し、比較することも可能です。

間接的に現場の負担となっている経過簿や製造帳などの帳票作成については、事績データや入力値をもとに自動計算し、印刷する機能を備えています。 (この度のアップデートにより、3工程の帳票印刷が可能となります)
さらに、品温・分析値やスマホで撮影したもろみの泡の状態(状ぼう)も記録し、すべての事績をデータベース化して一括管理することで、ベテランの経験に頼っていた部分を見える化し、次世代への技術の継承に役立てます。

もろみ日誌の新機能について

これまで実際に導入されている蔵元の方々のご意見を参考に、もろみ工程の機能追加や改善を続け、酒母の品温計測も追加してきました。今回のバージョンアップでは、かねてより要望が高かった麹の工程への対応と、酒母の機能充実を実施いたします。
  1. 麹の工程に対応(2019年5月予定)

    • 麹専用センサーの開発
      防水設計の品温センサーを新規開発しました。麹室の湿度は通常80%以上と高く、未防水の従来の品温センサーでは動作の保証ができませんでした。また、温度計を複数箇所に挿すことが多い製麹での運用のしやすさに配慮し、センサー1台で品温2ヶ所の測定を可能としました。

    • 製麹データの一括管理
      品温の変化が大きな麹の工程では、10分毎の短時間計測としました(酒母、もろみの工程は1時間毎)。他の工程と同じく、製麹データの一括管理や品温のアラート通知に対応します。

    • 帳票印刷サポート
      酒税法の記帳事項に対応した帳票印刷がおこなえます。

  2. 酒母の工程に機能を追加(2019年5月予定)

    • 帳票印刷サポート
      従来の品温計測、記録に加え、酒税法の記帳事項に対応した帳票印刷が可能となります。

    • 状ぼう写真の記録
      スマホアプリ「もろみ日誌」で撮影した酒母の状態を、事績データとして記録できます。

  3. 使用できる品温センサーの数を拡大(2019年7月予定)

    • 同時使用できるセンサー数が30台まで拡大
      従来、センサー数は最大15台までのサポートでしたが、パソコン側に装着するUSBアダプターのサポート数を2個とすることで、30台まで同時に接続できるようになります。

    「もろみ日誌」詳細については、以下のWebサイトをご覧ください。
    https://www.ratocsystems.com/products/subpage/moromi1.html

販売総代理店:株式会社ハートコンピューターについて

1988年創設以来、酒造会社に向けた業務ソフトウェアを専門とした開発、販売、サポートをおこなっています。「蔵内」「五合」をはじめとする「酉-2000シリーズ」は、高い評価を得ています。
https://www.heart.co.jp/

開発元:ラトックシステムについて

パソコン・スマホ周辺機器、AV関連機器メーカーです。1983年の創設以来、ハードウェア、デバイスドライバー、 ファームウェア、アプリケーションを当社内で開発してきました。無線通信(Bluetooth/Wi-Fi/Wi-SUN/Z-Wave)や AWSクラウド連携、スキル開発などによるIoTデバイスの開発実績を重ね、自社開発の強みを活かした他社との協業もすすめています。2019年2月、APNスタンダードテクノロジーパートナーに認定されました。

関連URL

酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」
https://www.ratocsystems.com/products/subpage/moromi1.html

ここに掲載されている内容は、報道発表日現在の情報です。ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様・価格の変更等)されている場合があります。

本システムに関するお問い合わせ先
ラトックシステム株式会社 東京支店 コーポレート・ソリューショングループ
住所 〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町18-11 COSMO 8 6階
電話 03-5847-7600
メールフォーム https://www.ratocsystems.com/mail/solution.html
   
ご購入に関するお問い合わせ先
販売総代理店 株式会社ハートコンピューター
(酒類メーカー向け製造・販売システム最大手)
住所 〒529-0425 滋賀県長浜市木之本町木之本1565
電話 0749‐82‐5656
メールフォーム https://www.heart.co.jp/contact/
   
報道関係の方のお問い合わせ先
ラトックシステム株式会社 広報 大塚
住所 〒556-0012 大阪府大阪市浪速区敷津東1-6-14朝日なんばビル
電話 06-6633-6744
メールフォーム https://www.ratocsystems.com/mail/press.html

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