REX-C56EX x4 + REX-PE64 Linux version 1.0 ============================================================================== [ REX-C56EX x4 + REX-PE64 Linux version 1.0 について] 01 / May. / 2009 ラトックシステム株式会社 Copyright(C) 2008-2009 RATOC Systems,Inc. ============================================================================== 本ドキュメントでは、REX-C56EXを4台使用してREX-PE64を経由するインストール方法に ついて記述しています。 ★注意事項★ 1.本情報はあくまで参考情報です。Linux環境において弊社製品の動作を保証するもの でもありません。 2.本情報は限られた動作環境における動作結果であり、すべてのお客様のご利用環境 にて動作を保証するものではありません。 3.Linuxシステムの導入や運用については、あくまでもお客様の自己責任のもとで お願いいたします。 4.本情報の公開内容に基づきお客様または第三者に生じたいかなる損害についても、 弊社は一切の責任を負いかねます。 5.本情報に記載される内容は、予告なしに変更される場合があります。 6.インストールに関するお問い合わせのみを、E-Mailのみにてお受けしております。 Minicom 実行後のエラーメッセージすべてとefax 実行後のエラーメッセージと /var/log/messages の内容を連絡ください。 ★インストール方法 ここでは、Fedora Core 10 x64 (Linux Kernel 2.6.27.12-170.2.5.fc10.x86_64) での例で説明いたします。 特に必要なドライバはありません。 Linux Kernelに含まれているシリアルポートドライバSerial8250/16550を使用します。 1. root にてログインします。 2. root ユーザで作業できるように他の資料を見て対処します。 3. COMポート準備の確認 /var/log/messages に以下のようなログがあることを確認します。 kernel: Serial: 8250/16550 driver4 ports, IRQ sharing enabled kernel: serial 0000:05:00.0: PCI INT A -> GSI 18 (level, low) -> IRQ 18 kernel: 0000:05:00.0: ttyS0 at MMIO 0xfeaff800 (irq = 18) is a 16550A kernel: 0000:05:00.0: ttyS1 at MMIO 0xfeaffa00 (irq = 18) is a 16550A kernel: 0000:05:00.0: ttyS2 at MMIO 0xfeaffc00 (irq = 18) is a 16550A kernel: 0000:05:00.0: ttyS3 at MMIO 0xfeaffe00 (irq = 18) is a 16550A メッセージが表示されないと、シリアルポートが生成されていなことになります。 ttyS0からttyS3 が生成されていることを確認します。REX-PE60の場合はttyS0とttyS1 ttyS1から生成されている場合は、ttyS0 がPC本体のシリアルポートで生成されて いると思いますので、PC BIOSにてシリアルポートを無効にして再起動してください。 REX-PE64 のport1 が、/dev/ttyS0 でアクセスできます。 REX-PE64 のport2 が、/dev/ttyS1 でアクセスできます。 REX-PE64 のport3 が、/dev/ttyS2 でアクセスできます。 REX-PE64 のport4 が、/dev/ttyS3 でアクセスできます。 4. 通信ユーティリティから発信の確認をします。 minicom Serial Device の初期値が、/dev/modem となっているので /dev/ttyS0へ 変更する必要があります。 1. CTRL + A を押して Z を押せば操作メニューが表示されます。 2. 操作メニューのO ( Configuration Minicom ) を押します。 3. Serial Port setup を選択します。 4. AのSerial Device を選択し、/dev/ttyS0 に変更します。 5. Save Setup Def を押し保存します。 6. minicomを再度起動します。 minicom へようこそ 2.2 CTRL-A Z を押すと、説明画面になります。 AT S7=45 S0=0 L1 V1 X4 &c1 E1 Q0 OK ati3 ACF3_V1.900E-V90_P21FSH OK ati6 RCV56DPF-PLL L8773A Rev 62.01/62.01 OK AT+FCLASS=? 0,1,1.0,8,10 OK ATコマンドにて発信の確認を行います。 ATDT117 /dev/ttyS1 /dev/ttyS2 /dev/ttyS3 についても発信の確認を行います。 5. efax のインストール yum install efax 6. FAX データの準備 Documentsフォルダに移動して、FAXテスト送信するデータを準備します。 初めに、受信操作を行いデータを確認したほうが容易です。 efax -d/dev/ttyS0 -w -iSO=4 Ring 4回の後に受信動作が始まります。 0428181715.001 002 003 ファイルが作成されたことを確認します。 7. 4台同時FAX送信のテスト efax -d/dev/ttyS0 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS1 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS2 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS3 -t0,06-6633-???? 0428181715.* 4台同時に発信されることを確認します。 /end