REX-C56EX x8 + REX-PE64 x2 Linux version 1.1 ============================================================================== [ REX-C56EX x8 + REX-PE64 x2 Linux version 1.1 について] 05 / Apr. / 2010 ラトックシステム株式会社 Copyright(C) 2008-2010 RATOC Systems,Inc. ============================================================================== 本ドキュメントでは、REX-C56EXを8台使用してREX-PE64を2台使用するときの インストール方法について記述しています。 ★注意事項★ 1.本情報はあくまで参考情報です。Linux環境において弊社製品の動作を保証するもの でもありません。 2.本情報は限られた動作環境における動作結果であり、すべてのお客様のご利用環境 にて動作を保証するものではありません。 3.Linuxシステムの導入や運用については、あくまでもお客様の自己責任のもとで お願いいたします。 4.本情報の公開内容に基づきお客様または第三者に生じたいかなる損害についても、 弊社は一切の責任を負いかねます。 5.本情報に記載される内容は、予告なしに変更される場合があります。 6.インストールに関するお問い合わせのみを、E-Mailのみにてお受けしております。 Minicom 実行後のエラーメッセージすべてとefax 実行後のエラーメッセージと /var/log/messages の内容を連絡ください。 ★インストール方法 ここでは、Fedora Core 10 x64 (Linux Kernel 2.6.27.12-170.2.5.fc10.x86_64) での例で説明いたします。 特に必要なドライバはありません。 Linux Kernelに含まれているシリアルポートドライバSerial8250/16550を使用します。 ★アンインストール方法 RE-PE64 を1枚の構成に戻した場合は、ドライバの設定も4台構成の設定に戻す必要が あります。 1. REX-C56EXを4台使用してREX-PE64を経由するときのドキュメントのとおり完了します。 2. rootユーザで/boot/grub/grub.confを編集します。 kernel /boot/vmlinuz-2.6.27 の行の最後に8250.nr_uarts=8 を追加します。 title Fedora (2.6.27.12-170.2.5.fc10.x86_64) root (hd0,5) kernel /boot/vmlinuz-2.6.27-170.2.5.fc10.x86_64 ro root=UUID= rhgb quite 8250.nr_uarts=8 initrd /boot/initrd-2.6.27-170.2.5.fc10.x86_64.img title Windows 3. Kernel command line の確認 /var/log/mesages に以下のようなログがあることを確認します。 kernel: Kernel command line: ro root=UUID= ....... rhgb quite 8250.nr_uarts=8 4. COMポート準備の確認 /var/log/messages に以下のようなログがあることを確認します。 kernel: Serial: 8250/16550 driver8 ports, IRQ sharing enabled kernel: serial 0000:05:00.0: PCI INT A GSI 18 (level, low) -> IRQ 18 kernel: 0000:05:00.0: ttyS4 at MMIO 0xfeaff800 (irq = 18) is a 16550A kernel: 0000:05:00.0: ttyS5 at MMIO 0xfeaffa00 (irq = 18) is a 16550A kernel: 0000:05:00.0: ttyS6 at MMIO 0xfeaffc00 (irq = 18) is a 16550A kernel: 0000:05:00.0: ttyS7 at MMIO 0xfeaffe00 (irq = 18) is a 16550A kernel: serial 0000:04:000.0 PCI INT A GSI 19 (level, low) -> IRQ 19 kernel: 0000:04:00.0: ttyS0 at MMIO 0xfeatf800 (irq = 19) is a 16550A kernel: 0000:04:00.0: ttyS1 at MMIO kernel: 0000:04:00.0: メッセージが表示されないと、シリアルポートが生成されていなことになります。 ttyS0からttyS7 が生成されていることを確認します。 REX-PE64 1枚目のport1 が、/dev/ttyS0 でアクセスできます。 REX-PE64 1枚目のport2 が、/dev/ttyS1 でアクセスできます。 REX-PE64 1枚目のport3 が、/dev/ttyS2 でアクセスできます。 REX-PE64 1枚目のport4 が、/dev/ttyS3 でアクセスできます。 REX-PE64 2枚目のport1 が、/dev/ttyS4 でアクセスできます。 REX-PE64 2枚目のport2 が、/dev/ttyS5 でアクセスできます。 REX-PE64 2枚目のport3 が、/dev/ttyS6 でアクセスできます。 REX-PE64 2枚目のport4 が、/dev/ttyS7 でアクセスできます。 5. 通信ユーティリティから発信の確認をします。 minicom Serial Device の初期値が、/dev/modem となっているので /dev/ttyS0へ 変更する必要があります。 1. CTRL + A を押して Z を押せば操作メニューが表示されます。 2. 操作メニューのO ( Configuration Minicom ) を押します。 3. Serial Port setup を選択します。 4. AのSerial Device を選択し、/dev/ttyS0 に変更します。 5. Save Setup Def を押し保存します。 6. minicomを再度起動します。 minicom へようこそ 2.2 CTRL-A Z を押すと、説明画面になります。 AT S7=45 S0=0 L1 V1 X4 &c1 E1 Q0 OK ati3 ACF3_V1.900E-V90_P21FSH OK ati6 RCV56DPF-PLL L8773A Rev 62.01/62.01 OK AT+FCLASS=? 0,1,1.0,8,10 OK ATコマンドにて発信の確認を行います。 ATDT117 /dev/ttyS1 /dev/ttyS2 /dev/ttyS3 /dev/ttyS4 /dev/ttyS5 /dev/ttyS6 /dev/ttyS7 についても発信の確認を行います。 6. efax のインストール yum install efax 7. FAX データの準備 Documentsフォルダに移動して、FAXテスト送信するデータを準備します。 初めに、受信操作を行いデータを確認したほうが容易です。 efax -d/dev/ttyS0 -w -iSO=4 Ring 4回の後に受信動作が始まります。 0428181715.001 002 003 ファイルが作成されたことを確認します。 8. 8台同時FAX送信のテスト efax -d/dev/ttyS0 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS1 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS2 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS3 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS4 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS5 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS6 -t0,06-6633-???? 0428181715.* & efax -d/dev/ttyS7 -t0,06-6633-???? 0428181715.* 8台同時に発信されることを確認します。 /end