ラトックシステム
■USB2.0 5インチドライブケース RS-U2EC5X
USB2.0-ATA変換コントローラの動作モードについて
本製品に内蔵した高速ハードディスクの転送速度が遅い場合、PIOモードに設定されている可能性があります。


▼従来RS-U2EC5X製品はPIOモードにて出荷
弊社では、従来USB2.0-ATA変換コントローラの動作モードをPIOモード4に設定して出荷しておりました。
これはRS-U2EC5Xを購入されるほとんどの方がCD-RW、DVDドライブなどと組み合わせてご使用になることを想定していたためです。

UDMA/PIO自動判定モードに設定しておいた場合、UDMAとPIOモード4は自動的に判別され転送がおこなわれます。しかしながら一部のATAPI専用CD-RWドライブやUDMAをサポートしていない旧式のHDDを接続した場合に動作しないという問題があるため、PIOモード4設定にて出荷してまいりました。ところがPIOモード4設定ですと、ATA100などをサポートしたHDDを接続した場合もPIOモード4で転送が実行されることになり、www.watch.impress.co.jpなどの評論記事で紹介されているようにICH4実装済の最新マザーボードの USB2.0ポートに接続しても 16MB/Sec.程度の転送速度しか発揮することができません。

USB2.0-ATA変換コントローラの動作モードをUDMA/PIO自動判定モードに変更するとベンチマーク結果(ICH4搭載マザー)のように28MB/Sec.以上の転送速度を達成し、同評論記事で比較対照されていたUSB2.0-ATA変換コントローラよりは少し速いという結果が得られます。


▼UDMA/PIOモード変更ユーティリティをご提供

弊社ではRS-U2EC5Xのご愛用者を対象にUSB2.0-ATA変換コントローラの動作モード設定変更ユーティリティを提供いたします

UDMAをサポートしたHDDをご使用になる場合は本ユーティリティで動作モードの設定をUDMA/PIO自動判定モードに変更してください。モード変更後はPIO専用デバイスを検出すると自動的にPIOモードに切替えて動作いたします。なお、前記のように旧式のHDD、CD-RWドライブなどではドライブ側から動作可能モードの応答がないため、転送が行われない不具合がありますのでご注意ください。その場合は本ユーティリティで動作モードを再度PIOモードに設定してください。

※動作モード設定変更ユーティリティの提供について
RS-U2EC5Xドライバダウンロードのページにて提供いたしております。