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FireDockとU2-Dockが実現した
リムーバブル機能徹底分析

● リムーバブルケースはホットプラグが当たり前?
● 安全にトレイ取り外しをおこなうための工夫
- 通常のリムーバブルケースで安全にトレイ交換をおこなうには
- ラトックのリムーバブルケースでは面倒な手続きなしに安全にトレイを交換
● リムーバブル仕様にすることでさらに快適に
- ハードディスク仕様とリムーバブル仕様では快適さがこんなに違う!
- さらにU2-Dockではリムーバブルと固定ハードディスクの切替が可能!

リムーバブルケースはホットプラグが当たり前?
FireWireやUSBは、ホットプラグ対応。
だからFireWireやUSBのリムーバブルケースでも、トレイ交換は電源を入れたままできて当たり前...と思っていませんか?

実はトレイとドック本体を接続している部分は、FireWireでもUSB2.0でもなくIDEなのです。
IDEはホットプラグに対応していないので、通常電源を入れたままデバイスの着脱をおこなうと回路が破損する恐れがあります。

でも、ラトックのFireWire/USB2.0リムーバブルケースなら、ドック本体の電源を入れたまま、安全にトレイを交換することができます。

安全にトレイ取り外しをおこなうための工夫

通常のリムーバブルケースで安全にトレイ交換をおこなうには

トレイを取り外すには、まずロックキーをまわしてハードディスクへの電源切断をおこないます。このことで、電源ラインから供給する電源が絶たれます。

しかし、ドック本体の電源が入った状態ではもちろん、ドック本体の電源を切っていてもFireWire/USB2.0バスからのバスパワーによりブリッジには電源が供給されているので、信号ラインには電流が流れています。この状態でトレイを取り外すとブリッジとIDEデバイスの間に高い電圧が発生し、いっきに放電するため回路を破壊する場合があるのです。

このため、通常のリムーバブルケースで安全にトレイの交換をおこなうためには、ドック本体の電源を切り、FireWire/USB2.0ケーブルを抜くという手続きが欠かせません。


ラトックのリムーバブルケースでは面倒な手続きなしに安全にトレイを交換

一方、ラトックのリムーバブルケースでは通常必要な手続きが一切不要、電源を入れたままのトレイ交換が可能です。IDEで接続されたトレイのホットプラグはどのように実現されているのでしょうか。

ひとことでいうと、ブリッジ側の信号ラインをハイインピーダンス状態にすることで、回路を破壊しないよう対策を施しています。
ハイインピーダンス状態では、回路を電気的に切断しているのと同じ状態とみなせるほどごく微量の電流しか流れず、ブリッジに電源を供給したままでもIDEデバイスを安全に取り外すことができるのです。

接続図

リムーバブル仕様にすることでさらに快適に

ブリッジに搭載されているファームウェアにも工夫がなされています。

単にリムーバブルとしてOSに認識させているだけでなくリムーバブルコマンドに対応しているため、ハードディスクでありながらリムーバブルメディアとしてOSから見ても矛盾のない動作を実現しています。


ハードディスク仕様とリムーバブル仕様では快適さがこんなに違う!

使いたいときだけトレイを挿入
  《ハードディスクとして》
    OS起動時やドック本体接続時にトレイを挿入しておかないと、正常に動作しません。
  《リムーバブルとして》
    ドック本体を接続するだけでリムーバブルデバイスとして認識。常時ドック本体を接続しておき、必要なときだけトレイを挿入して使用することが可能です。
   
内蔵タイプのリムーバブルケースでもパソコンを起動したままトレイ交換
  《ハードディスクとして》
    トレイを交換するためにはドック本体の電源を切る必要があるため、パソコンの電源を切ってからおこなう必要があります。
  《リムーバブルとして》
    ドック本体の電源が入ったままのトレイ交換を実現しているから、内蔵タイプでもパソコンの電源を切る必要なく、トレイを取り外した後挿入したトレイの認識が可能です。
   
ほかのデバイスが作業中でもトレイの交換が自在
  《ハードディスクとして》
    IEEE1394ではデイジーチェーンしたほかのデバイスで作業中にトレイやデバイスを取り外すと、アクセス速度の低下やパソコンの異常終了が発生します。
  《リムーバブルとして》
    ストリームデイジーチェーンしたほかのデバイスが作業中でも、トレイの取り外しが影響することはありません。いつでもトレイの交換が可能です。
   
トレイを交換してもドライブレターはそのまま(Windows)
  《ハードディスクとして》
    トレイを抜くためにドック本体の電源を切るとデバイスはパソコン(OS)上から削除され、再接続しても どのドライブレターに割り当てられるかわかりません。
  《リムーバブルとして》
    トレイを取り外しても、パソコン(OS)からみるとドックは存在するので、入れかえるたびにドライブレターが変動することはありません。


さらにU2-DockとFireDockではリムーバブルと固定ハードディスクの切替が可能

使いたいときにトレイを装着の便利さを追求すれば、リムーバブル属性が不可欠。
でもリムーバブルではパーティションをサポートしていないので、パーティション済みHDでファーストパーティションしか使えないのは不便...そんなニーズにこたえて、U2-Dockと最新のFireDockでは固定ハードディスク仕様にも対応。ファームウェア用のツールを使用し、リムーバブル仕様と固定ハードディスク仕様の選択が可能です。
【リムーバブル機能搭載の製品】

FireDockシリーズ(IEEE1394):http://www.ratocsystems.com/products/subpage/dk.html
U2-Dockシリーズ(USB2.0):http://www.ratocsystems.com/products/subpage/u2dk.html
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