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パソコン自動切替器 クロスインターフェイス接続・DVI専用

REX-220CXD モニターレポート


(このレポートは2006年6月現在のものです)

No.2 岡山県 こんど 様

1.はじめに


DVI対応PC切替器の導入を検討し始めたのは、今の液晶モニター『DELL UltraSharp 2005FPW HAS』(以下"2005FPW"と表記)を購入してからです。

2005FPWはWSXGA+(1680x1050)パネルを採用した、比較的精細な表示が可能なモニター。このくらいの解像度だと画面全体のフォーカス具合が、DVI接続とD-Sub接続では全然違います。2005FPWにはDVI端子が1つしかないので、2台のPCをDVIで繋ぐためにはDVI対応の切替器の導入が必要でした。しかしながら、DVI対応の切替器はD-Subのものより割高で、いろいろと不具合のある(他社の)切替器のことも知っていたので、なかなか購入に踏み切れずにいました。

実は、このモニター応募の少し前に、他社のDVI対応のPC切替器を知人から短期間借りていたことがあったのですが、それがあまりに使い物にならなかったので、別の切替器を買おうと探していた所でもありました。

参考までに、その切替器の問題とは、
  • 切替に5秒以上かかることがある
  • 時々モニターやキーボード、マウスを認識しなくなる
  • 再起動後、液晶の最大解像度をXGAとして認識して、強制的にWindowsの解像度がXGAに変更される
  • 使用するPCに切り替えてからPCの電源を入れないと、正常に認識しないことがある
  • AMラジオにノイズが入る(ノイズ発生源になってる)
と、およそ切替器と呼ぶにはお粗末なものでした。

そんな時、このREX-220CXDのモニター募集を見つけて申し込んでみたところ、運良く選んでいただいてとてもラッキーでした。

 

2.製品の第一印象


外箱には、およそ必要と思われることは記載されいて、情報が豊富。 少々ごちゃごちゃしてる気もしますが、必要なことが明記されていて良いです。

箱の中は、本体(ケーブル一体)と取説(A3両面印刷)、保証書のみ。 第一印象は「思ったよりも本体部分は小さい。」と「直付けケーブル(2本)が思った以上にかさばる」です。

ただ、実際にPCと接続してみると全く逆の印象。 REX-220CXD本体には、背面にモニター接続用のDVIコネクタ、左側面にキーボード(PS/2)、マウス(USB)コネクタがあり、それらを接続すると本体が小さいだけに、余計にかさばって見える。 PCとの接続ケーブルは、DVI,PS/2,USBが一本のケーブルにまとめられていて、思ったほど邪魔にならない。ケーブルも太すぎず細すぎずちょうど良い。

取説は適度に写真や図があって、PCの基本的な用語がわかっていれば困ることはないと思う。おそらく、同社の切替器使ったことあれば、取説読む必要もないはず。 補足説明(や注意書き)は散乱していて、まとまりには欠ける。 この手のケーブルが多い製品によくある、一度箱から出すと2度と箱のふたが閉められない(パズルのような詰め込み)ってこともない。


3.使用環境

1台目

マザーボード Gigabyte GA-8IPE1000Pro2
グラフィックボード Gigabyte RADEON 9250
OS WindowsXP SP2
<切替器導入前>
モニタ DELL UltraSharp 2005FPW HAS(WSXGA+:1680x1050)・DVI接続
キーボード Happy Hacking Keyboard Lite PS/2(英語版)
マウス Logitech MouseMan Wheel


2台目

マザーボード AOpen MX4B
グラフィックボード NB GeForce6600
OS Windows2000/Linux(VineLinux)
<切替器導入前>
モニタ DELL UltraSharp 2005FPW HAS(WSXGA+:1680x1050)・D-Sub接続
キーボード IBM 5576-B01(日本語 106key)
マウス Microsoft IntelliMouse optical


切替器導入後の機器(PC1/PC2共通)

モニター DELL UltraSharp 2005FPW HAS(WSXGA+:1680x1050)・DVI接続
※解像度=1680x1050
キーボード Happy Hacking Keyboard Lite PS/2(英語版)
マウス Logitech MouseMan Wheel
切替器 RATOC REX-220CXD



4.セッティングと動作結果


セッティング

接続は、DVI、PS/2(キーボード)、USB(マウス)を繋ぐだけなので、簡単。

最近のPCは、UBSはもちろんPS/2にもスタンバイ電流が常時流れているので、REX-220CXD接続時はPCの電源ケーブルを抜いた状態で行った。(昔、スタンバイ電流流れたままキーボードを抜き差しして、マザーボード上のヒューズを飛ばした経験がある。)

PC側で必要となった変更

今までD-Subで接続していたPC2の方は、デフォルト状態でビデオカードのDVI出力が無効になっていたので、Windows上の「nViewディスプレイ設定」(nVidia製ビデオチップの場合)からDVI出力を有効にした。(いきなりD-SubからDVIに換えただけでは表示ができなかった。)

REX-220CXDを導入することで、PC側からみた場合、マウスはUSB Hubを介した(REX-220CXDのUSBポート自体がUSBハブに相当する)接続になる。 このUSB Hubとしての機能が、PC2で使っていた古いLinux(VineLinux2.5)環境では問題で、切替ボタンを誤って2、3回連打すると、時々LinuxのUSB関連モジュールが(アン)ロードされなくなり、Linuxがマウスを見失うことがあった。この問題は、USBマウスを抜き挿しするか、カーネルを新しいものに変更するか、最新版のVineLinuxを導入することで発生しなくなる。今回はせっかくなので、VineLinux3.2にアップデートした。

その他の機能的不具合には遭遇していない。

切替時間のタイムラグも1秒程度と実質気にならないし、ノイズが入ったりなどもない。 ただ、切替時にOS側のUSBデバイス取外し(取付け)の警告(確認)音が鳴る時があるのが気になるが、これはOSの仕様なので仕方ない。

*** 補足 ***
USBデバイスの切離し、再接続の音が気になる場合には、[コントロールパネル]-[サウンドとオーディオデバイス]のプロパティで、「プログラムイベント」の「デバイスの接続」と「デバイスの切断」を(なし)に設定することで、消音できます。


5.導入後の活用事例


以前と比べて改善された点

キーボードやマウスが2つのPCで共有できることは、当然の機能として。
なんと言っても、PC2はD-subからDVI接続に変更したことで、滲みやボケが全く気にならなくて良い。(常用解像度 1680x1050)

*** 補足 ***
REX-220CXDに内蔵しているDVIコントローラの対応モニターの最大解像度は、1600×1200です。 1600×1200より大きな解像度では動作保証外となります。(動作確認をおこなったワイドモニタについては、順次動作確認済みモニタ一覧に掲載する予定です)


モニターでの切替に比べ、切替操作がスムーズに

2005FPWの入力端子は D-Sub / DVI-D / S端子 / コンポジット端子と4系統あるが、入力信号の有無に関係なく入力がこの順番でしか切り替わらない。D-SubからDVIに切り替える時は2005FPWの切替ボタン1回押しでできるけど、DVIからD-Subに切り替える時は困ったことに3回も押さなくてはいけなかった。また、この切替時のタイムラグが結構長い(3〜5秒以上)。

REX-220CXDの導入で、2005FPW側の切替ボタンを操作しなくても良くなったし、PC1/PC2間の切替もスムーズになった。

切替器本体による切り替えを愛用

切替は、手の届く範囲に切替器を設置しているので、大半は本体側の「SELECT」ボタンで行っている。
ホットキーによる切替は、使っているキーボードの「ScrollLock」キーが「Fn」キーとのコンビネーション(同時押し)に割り当てられていたり、「NumLock」キーがないので、あまり実用してない。

切替器導入後に戸惑ったこと

導入して一番戸惑ったのは、「PC側のBIOS機能に依存する、マウスのダブルクリックによるPC起動ができなくなった」 こと。

マウスのダブルクリックでの起動は慣れると便利だけど、キーボードの任意のキーでPC起動する機能は使えるので、さほど困ることではない。


6.評価総合


総合評価

一言で表せば、「非常に満足」。
REX-220CXDによる画質低下は確認できないし、マウスやキーボードの機能も自分の環境では導入による制限はない。
一ヶ月(ほぼ毎日)使ってみて、現状では、動作が不安定になることや、どうしようもない不具合には遭遇していない。

それでも、いくつかの不満・要望がある。

不満・要望は...

まず、REX-220CXDの動作状態を表示するLEDが少し明るい。黒いフィルム貼ったりすれば簡単に改善できるけど、本体側で明るさの調節か、LEDのOFF(切替時のみ点灯)ができれば、尚良い。

切替器本体のサイズが若干大きくなってもいいので、背面のDVIコネクタの並びに他の接続端子も集中させて欲しかった。背面にDVI、側面にキーボード、マウスという接続は、思った以上にかさばる。

両方のPCの電源OFF状態から、一方のPCのみの電源をONにした場合、自動的に電源を入れたPCに切り替わる機能がない。「自動切替」とはこういう機能のことを言うと思っていたけど、どうやらREX-220CXDの「パソコン自動切替器」とはそういう意味ではないらしい。

設置に関して、本体の一部が金属なので、できれば簡単なゴム足シールなど添付して欲しい。もしくは、本体が軽いので、吸盤かマグネットで何かに固定できるような仕組みが欲しい。

今は、DVIで接続できるPCが自宅に2台しかないから良いけど、将来的なことも考えると3〜4台の切替に対応したモデルが欲しい。

また、モニター近くに設置したため、REX-220CXDと2005FPWを接続する短いDVIケーブルを探すのに困った。75cmくらいの長さなら量販店で購入できるけど、自分の場合それでも長すぎて、最寄の電子部品扱ってる店に25cm(最短)のケーブルを特注した。(価格は3,200円)できれば、直販サイトなどで30cmか50cmの短いケーブルオプションとして扱って欲しい。



7.おわりに

今回のモニターとてもいい経験でした。

D-Sub(アナログ)対応のPC切替器にあるような高解像度での画質劣化や、一部の同様な製品にあるような不具合もなく、PC切替器の認識を改めました。
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