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iPod用ワイヤレスデジタルオーディオアダプタセット

REX-Link1P モニターレポート


(このレポートは2005年1月現在のものです)

No.1 埼玉県 竹内 誠 様

1.はじめに

普段の音楽生活

まずはじめに、私が日常においてどんな音楽生活を過ごしているか、についてお話したいと思います。

音楽ソースは、すべてCDです。保有枚数が20数枚の時には、在宅中は普通に毎回1枚ずつCDを入れ替えてCDプレーヤーで聞いていましたし、通勤中にはCDをカセットテープに落としたものを聞いていました。

50枚を超えたあたりから、CD購入の度にカセットテープに落とすのが面倒になり、携帯用のCDプレーヤーを購入して、通勤中はこれを聞いていました。在宅時については平日は今までどおりでしたが、休みの日はCDを入れ替える回数がかなり多いものですから、この頃から保有CDすべてをPCに落とすことを始めました。しかし、PCで聞くには、いくら音質にはこだわらない私でも満足できるものではなく、PC用のスピーカーを購入しました。

100枚を超えた時、その頃普及し始めたハードディスク内蔵型携帯音楽再生プレーヤーを購入し、PCに落としていた音楽をすべてそれに入れて通勤中に使っていました。PCにスピーカーは購入したものの、その音質にはまだ不満があったため、このプレーヤーの購入と共に、在宅時に音楽を聞く時もプレーヤーでイヤホーンを使用して聞いていました。

応募の動機

携帯音楽再生プレーヤーを購入したことにより、頻繁にCDを入れ替える手間はなくなりました。しかし、音楽を聞く時はイヤホーンでなければなりません。どうにかしてそれを家庭のスピーカーから聞くことはできないものか。ラトックシステム様のREX-Link1Pのモニター募集の記事を拝見したのは、そう思っていた矢先だったのです。

これがあれば、どんなに長い時間聞いていてもCDの入れ替えが必要ない。またイヤホーンを使用しなくても家庭のオーディオで音楽を聞くことができる。まさにいいこと尽くめです。これはモニターに応募するしかないと思いました。

2.製品の第一印象

  1. パッケージについて

    パッケージはかなり小ぶりで、商業パッケージデザインとしてはシンプルな方でありながらもユーザーが欲しいであろう情報は漏れなく記載してあり、また底面の詳細説明以外のすべての面は受信器本体と同一系統色でまとめられており、印刷屋の目から見て好感が持てました。(写真001参照)

    側面に「パッケージ内容」として、内蔵オプション品が図解されていますが、これは店頭でパッケージを手に取った人にはありがたい情報だと思います。購入後に欠品がないかを確認するだけでなく、「購入時に他のものを同時に購入しなくてよいのか」、また「これを購入したら、どんなことができるのか、どんな使い方ができるのか」など、購入に際してのいろいろな判断材料になるからです。

    それと、パッケージ表側の一行目には「iPod用Wireless Digital Audio Adapter Set」と書いてあり、また次の行には「iPodの音楽をワイヤレスでオーディオへ」と書いてあります。さらに側面には「iPodをリモコン代わりにしてオーディオセットで聴く」とありますが、私のようにiPodを使用していない人にとっては、購入時の安心感(自分のプレーヤーでも使えるのだろうか)や、購入後に家で販売店の袋を開けて取り出した時の満足感(自分が持っているプレーヤーは世間の主流ではないのだろうか)が微妙に違うような気がします。
    写真001 パッケージ

  2. 筐体デザインについて

    まず箱を開けてびっくりしたのは、その受信器の大きさでした。あまりにも小さいのです(写真002参照)。
    写真でオーディオセットの上に置かれているのを見たことがありましたが、その時にはこれほど小さいとは思いませんでした。これなら置く場所に困ることもなさそうです。その小ささのため、私の場合はオーディオ機器とオーディオラックの隙間に置くことができました(写真003参照)。
    写真002 大きさ比較 写真003 ラックに設置

3.使用環境

送信機を装着するプレーヤー i-River iHP-140
補足説明:ハードディスク内蔵型携帯音楽プレーヤー、HD容量=40GB
PC環境 IBM R50(カスタマイズモデル)
OS:Windows XP Professional ServicePack1、 メモリ:512MB、HD:40GB
オーディオセットの環境 メインアンプ:YAMAHA DSP AX1300
スピーカー:(メーカーはすべてDENON)
  フロント・SC-T33×2、センター・DENON SC-C33×1、サイド及びリヤ・DENON SC-A33×3、ウーハー・DENON DSW-33×1
その他:DVDプレーヤー×1、VHSデッキ×2、CSチューナー×1、HDレコーダー×1

4.セッティングと動作結果

  1. 機器の接続について

    機器のセッティングは、まったくもって簡単でした。受信器側は、裏面にACアダプターを挿して電源を確保したら、あとは付属の光ケーブルでアンプと接続するだけです。光ケーブルの長さは100cmあり、受信機は通常オーディオ機器のそばに置くことを考えれば十分な長さだと思います。光デジタル入力の端子がないアンプとの接続のためにRCAピンプラグ(良く見かける赤と白の端子です)のアナログオーディオケーブルも同梱されています(写真004参照)。

    送信機とプレーヤーとの接続にいたっては、これも付属の長さ4.5cmの3.5mmステレオミニプラグのケーブルで繋ぐだけです。ただ、ケーブルで繋いだだけではバラバラで使いづらいため、クランプで一体化させることで扱いやすくなります。

    正直なところ、機器の接続は箱を開けてすぐに、マニュアルを見ないで行いましたが、何の問題もありませんでした。
    写真004 アナログケーブル

  2. 認識結果について

    私の使用環境がWindowsXPだということもあるのですが、PCとの接続も非常に簡単でした。送信機とPCとを付属のUSBケーブルで接続する、ただそれだけです。ドライバを意識することもなく、そしてウィザードが起動することもなく、実にあっけなく認識されました。

5.導入後の活用事例

従来環境との変化について

一番大きな変化は、もちろん今までイヤホンでしか聞けなかった携帯音楽プレーヤーの音楽が家庭のオーディオセットで聞けるようになったことです。私にとって、これは画期的なことです。保有CDの枚数が多くなってから、ノートPCで音楽を聞くことで面倒なCDの入れ替えからは開放されましたが、その音質にはさすがに満足できませんでした。また、携帯音楽プレーヤーを購入することでその問題は解決しましたが、家庭でくつろいでいる時もイヤホーンを使用しなければならないという問題がありました。REX-Link1Pは、この二つの問題を一気に解決してくれました。

次に、これは他のユーザーには便利だと感じないことでしょうが、就寝時にも音楽を聞くことができるようになったことです。
私は床についてからの数分間、必ず読書をするのですが、その際に音楽を聞く時もやはりイヤホン使用で、窮屈さを感じていました。しかしこの製品導入後には、それから開放されたのです。送信機やプレーヤーはもちろん手元にありますから、布団から出ずに電源を落とすことができます。アンプの電源も枕元にリモコンを置いてあるので消すことができます。欲を言えば、後は受信機の電源ですが、そこまでは無理だろうと納得しています。

活用例

携帯プレーヤーの音楽をオーディオ機器から聞くというのがメインの使い方ですが、送信機をPCと接続することで、PCに保存してある動画を見る時も音声はオーディオで聞くといった使い方もしています。これは思いのほか便利です。
DVDで保有している映画は、もちろんDVDプレーヤーを使用して6.1チャンネルのDolby Digitalやdtsで楽しみますが、PC内の動画はそういうわけにはいきませんでした。しかし、この製品を使用することでそれが可能になりました。
PC内のソースの音源はただのステレオですが、送信機でアンプに飛ばすことにより、アンプ側でDolby Pro Logicやdts Neo6を使って変換して楽しむことができます。画面はさすがにノートPCの15.1インチのままですが、もしこれが画像の出力端子の付いているPCであれば、さらに迫力が出ることでしょう。

6.添付品について

添付品について

受信器・送信機の本体の他に、マニュアル、ユーザー登録カード、そして、ケーブル類(写真005のA〜D)と、ACアダプタと各種アタッチメント(写真005の1〜7)が同梱されています。

写真中1と2はACアダプタで、二つとも同じもので受信器と送信機どちらにも使えます。

写真中3〜5は、iPodと送信機を一体化させて使用するためのクランプです。3種類も入っており、iPod miniやiPod Photo、さらにはハードディスク容量の違いなどによって様々な種類の存在する各種iPodに対応できるようになっています。また、7のラバーシートは、送信機とクランプの組み合わせによっては生じてしまう隙間を埋めるためのものです。
写真005 同梱品

写真中6は、送信機を立てて使うためのスタンドです。送信機とiPodをクランプで一体化させて使うのが本来の使い方ですが、この製品は送信機とPCをUSBケーブルで繋いで使用することもできます(写真006参照)。ですから家庭のオーディオで聞くことのできるソースはiPodだけではなく、PCに保存してある音楽データでもよいわけです。これはこの製品を購入したユーザーにはおまけ的な機能で、ちょっとお得なお買い物をした気になるに違いありません(パッケージにはもちろん記入されていますが、大きくは謳われていませんので)。

写真中Aは、iPodと送信機を接続するための3.5mmステレオミニケーブルです。もともと本体と送信器はクランプで接続して使うため4.5cmの長さしかありませんが、この長さは短すぎて変に折り曲がることもなく、また余分にはみ出すこともなく、実にぴったりでした。
写真006 送信機用スタンド

写真中Bは、送信機は前述したようにPCと接続することもできるため、その際に使うUSBケーブルです。この製品を購入する人の主要目的はiPodの音楽をオーディオ機器で聞くことでしょうから、PCの音楽を聞くという副次的な目的に必要なものまで入っているのは、とてもサービスがよいと思います。
  受信器とオーディオ機器を接続するためのケーブルが写真中のCとDです。オーディオに光入力端子がない場合はCのアナログオーディオケーブル(3.5mmステレオミニ・RCAピンプラグ、長さ100cm)を、光入力端子がある場合はDの光デジタルケーブル(受信器側光丸型・オーディオ機器側光角型、長さ100cm)を使うことになります。

マニュアルについて

説明書には、どの製品の説明書にもあるように「パッケージ内容の確認」がありますが、この製品の場合、これが文字だけでした。私の場合は、どんな製品でも、購入してパッケージを開けた直後に欠品がないかを「パッケージ内容の確認」で行います。これが文字だけではなく図も一緒に入っていれば視覚的に確認しやすいと思います。(パッケージ側面にせっかく図画があるのですから、マニュアルやパッケージの制作がアナログで行われていない限りは簡単に流用可能なのではないでしょうか?パッケージとマニュアルの印刷会社が別々であった場合等は難しいかもしれませんが)。

また、3種類も同梱されているクランプのどれを使用したらよいのかを判断するための詳細な表がマニュアル内にあることは、iPodユーザーにとってはありがたいことだと思います。例えば、自分のiPodが第三世代15GBモデルだからとか、あるいはiPod Special Editionだからこれを使えばよいということがすぐにわかります。また、ダイレクトに自分のiPodの型番を見て「P9244J/A」だからこのクランプだという調べ方もできます。

送信機とPCの接続方法について9ページも割かれていること、そして対象OSもWindows98までカバーされていることは好感が持てます。どんな種類であれ、PCに接続する機器を購入した場合には、うまく接続できるだろうかと不安になりますから、少しでも詳しい説明はありがたいと思いました。

7.評価総合


製品としての総合評価

一言で言うと、非常に満足できる製品だと思います。
音質について言うと、オーディオマニアでない私には、CDからダイレクトに聞いたものとこの製品を通して聞いたものを比較してみましたが、その音質の違いに気付くことはできませんでした。
パッケージを開けてから使い始めるまでにかかる手間も実に簡単ですし、同梱品が多いため何も別途購入する必要がなく、買ったその日からすぐに楽しむことができます。

値段について

ただ、逆にその同梱品の多さが値段に跳ね返っているのではないでしょうか(店頭で調べてみると実売価格で26,000円〜27,000円くらいでした)。

*** 補足 ***
本製品をより多くの皆様にご使用いただけるようにオープン価格とし、お求めやすい価格に改定をおこないました。(2006年3月現在、ラトックダイレクトにて ¥18,900)


以下のものを同梱としないことで、その分値段が安ければさらに、うれしいのですが。
まず、アナログオーディオケーブルです。現在販売されているアンプのほとんどには光デジタル入力端子が付いているのではないでしょうか。もしそれがない場合は別途購入しなければなりませんが、700円程度で買えると思います。

次に、USBケーブルと送信機のスタンドです。添付品の欄でも書きましたが、この製品を購入するユーザーのほとんどはiPodの音楽を家庭のオーディオ機器で聞くことが目的だと思います。PC内の音楽を聞ける機能を取り除けば、送信機のUSB端子までも不要になります。

最後に3種類のクランプです。私がiPodユーザーでないのが一番の原因なのでしょうが、これは無駄のような気がします。iPodユーザーでさえ、2つのクランプは使わないのですから。クランプの種類によってパッケージを3種類作成するのは印刷面や流通面から考えても非効率的でしょうが、パッケージにはクランプを同梱しないで、クランプのみをビニール袋のような簡易包装で本体のパッケージの隣に置いて販売するとかいった手はないものでしょうか。

しかし、いずれのオプション品も、この製品への購入意欲を下げてしまうほど不要だと感じているわけではありません。

要望他

受信器の電源スイッチが受信器本体裏側にあります(写真007参照)。おそらくデザイン上のことなのでしょうが、これが少し不便に感じました。私の設置状況が特殊(隙間に置いてあるため、本体のまわりに余分なスペースがない)なのかもしれませんが、電源を入れる時に、手を「よいしょ」という感じで奥の方に入れなければならないのです。

これだけ小さくて軽いのですから、スイッチが前面にあった場合には、本体を片方の手で押さえた上で、もう片方の手で電源スイッチを押す必要があると思われます。これが本体上部にあれば、本体を抑えなくても上からスイッチをポンと押すだけでよいような気がします。

これは、添付品のところに書くことだったかもしれませんが、有料で、しかもWEB販売だけでもよいのでiPod以外のプレーヤーのクランプもあればよいと思います。私のプレーヤーは、残念ながらiPodではありません。そのためクランプが3種類も入っているにもかかわらず、送信機と一体化して使うことができませんでした。正確に言うと、カチッと一体化はできるのですが、プレーヤー左側面は録音ボタンが、右側面はリピートボタンがクランプによって押されてしまうため、音楽を再生することができません(写真008・009参照)。

写真008 写真009

そこでクランプの使用をあきらめ、送信機とプレーヤーとはマジックテープで一体化させることにしました。15cmの程度のものがオス・メスセットで百円均一の店で売られています(写真010・011参照)。

写真010 写真011

細かいことですが、プレーヤーは鞄やポケットに入れて使うことがあるため、その際に引っかからないように、メス側(引っかけるツメのついていない方)をプレーヤーの裏面に貼ることにしました(写真012参照)。見た目はあまり良くありませんが、クランプを使用した時とは違い、自立するので便利ではないかと思って、満足しています(写真013参照)。

写真012 写真013


気付いた点

音楽再生中、たまに(5時間聞いて、その間に3回ほど)音楽の途切れることがありました。プレーヤーに触れてもいませんし、音楽ソースのせいでないことも確認しました。また家電品や照明のスイッチのオン・オフはしていませんし、家の外をバイクや車が通ったせいでもありません(深夜に検証していますし、大通りに面していないものですから、通ればわかるのです)。天気も雨ではなく、風も強くありませんでした。今回のモニターでは、一日1時間〜2時間の使用を一ヶ月程度、また一日に5時間以上連続しての使用を8回以上していますが、そのうち3日間ほどありました。

理由がわからないので、どうもすっきりしませんが、ワイヤレスという特性上、こんなこともあるのかなという程度に考えております。

その他

これはモニター応募の際にも書かせていただいたことなのですが、この製品はPC売り場以外にも、オーディオコーナーでも販売された方がよいのではないかと思います。購入するユーザーはiPod等の携帯プレーヤーのユーザーであり、かつオーディオセットも持っている人です。確かに、携帯プレーヤーへ音楽を入れるのにはPCは必須ですが、この製品はその性格上、PCの付属機器というよりは、日常でただ音楽を楽しみたいと思っている人達のための製品であろうと思います。オーディオコーナーには置かないまでも、せめてiPod売り場や、携帯プレーヤーの売り場にも置いてあれば、売り上げは変わってくるのではないでしょうか。

余談なのですが、同じ携帯プレーヤーなのにもかかわらず、なぜiPodと他の製品は売り場が違うことが多いのでしょうか。東芝やiRiver、SONYなどの製品は同じコーナーに並べられているのに、iPodだけは違うコーナーに展示されているのです。中には、売り場の階数さえ違う場合もありました。

8.おわりに

PCの前に座って、8時間連続してこのレポートを書き上げました。モニターに選んでいただいた以上、検証した事柄をすべて盛り込まなくては、と思ったのはもちろんですが、それ以上にこの製品の素晴らしさを伝えたいと思ったので、私としては非常に熱が入ったものになりました。物事を体系立ててまとめることができないこと、文章の拙さで伝えたいことがうまく伝わらないのではと心配しています。

また音楽再生中に電池切れでとなってしまうのが嫌で、ある程度まとまった時間使用した後は必ず充電していたため、送信器のバッテリーの持続時間を調べなかった点が悔やまれます。ただ、最長で連続6〜7時間使用してみましたが、もちろんまったく問題はありませんでした。ちなみにカタログ値では11時間となっています。テレビや、ビデオ・DVDがある、普通の生活をしている人であれば、その使用可能時間は十分なのではないでしょうか。

最後に、よいと思った点以外に「これがこうだったらもっとよいのに」と思ったこともいろいろと書きましたが、もちろんこれは御社、あるいはこの製品に対する悪意があってのことではないことを申し添えておきたいと思います。

この度は数多い応募者の中からモニターに選んでいただき、本当にありがとうございました。

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