USBワイヤレスオーディオアダプタ
REX-Link2 モニターレポート
(このレポートは2007年4月現在のものです)
No.1 福島県 JUN 様
1.はじめに
音楽は、できるだけ良い音で楽しみたいと考えています。自分なりにこだわりを持ってオーディオセットを揃えましたが、狭いリビングに、かさばるスピーカーがあるため、大量のレコードやCDは見た目にもスペース的にも妻に反対され、置くことができません。このため、パソコンにレコードやCDを保存し、アンプにつないで再生しています。
しかし、このパソコンは仕事でも使っているため、音楽を聴くためにアンプの近くまでパソコンを移動し、配線する作業はおっくうですし、かといってパソコンのスピーカー音質では物足りないので最近は音楽鑑賞から遠ざかっていました。
このような状況で、ネットでたまたま貴社の「REX-Link2」を見つけたときは「これしかない!」と思いました。私のようにCDなどのソフトの置き場所に困っている方はたくさんいると思います。音質には妥協することなく、大量のソフトをPCで簡単便利かつ省スペースで管理することにより、家族に迷惑をかけることなく音楽を楽しむ・・・というようなレポートができればと考えています。
2.第一印象

受信機が予想していたよりコンパクトで驚きました。
しかし、デザインがいまいち。せっかく本格的なオーディオと組み合わせて使うのだからクールでスタイリッシュなデザインの方が良かったのではないでしょうか。
(個人的には隣の時計のようなデザインだとうれしいです。)
3.接続パソコンとオーディオ
パソコンもオーディオもリビングに設置してあります。ハイエンドと呼べるようなオーディオセットではないかもしれませんが自分では満足しています。

●パソコン
自作デスクトップ OS:Windows Vista
●CDプレーヤー
DENON DCD-1650GL
(15年ほど前の製品で、当時10万円ぐらいだったと思います。)

●アンプ
SONY TA-DA3200ES
(今後のホームシアターへの発展性も考えてAVアンプを昨年購入しました。2チャンネルでの音楽再生にも満足しています。)
●スピーカー
・メインスピーカー VICTOR SX-LT55(AVアンプにバイアンプ機能があるためバイアンプ接続しています。)
・サブウーハー VICTOR SX-DW7(メインスピーカーの低音が物足りなくて導入しました。リビングを一段と狭くしてしまい、家族からヒンシュクを買っています。)
4.セッティング
OSが発売されて間もないVistaのためインストールが心配でしたが、USBポートに差し込むと何の問題もなく認識されました。
受信機の方も電源アダプターと光デジタルケーブルの接続だけなので、マニュアルを読まなくてもセッティングは完了しました。
ただ、受信機本体が軽いため、高い位置に設置すると電源アダプターのコードに引っ張られてしまい不安定になります。落ちないように固定するなどの工夫が必要になるかもしれません。
5.動作結果
CDプレーヤとの音質比較
まず、REX-Link2とパソコンでの再生と、通常の鑑賞方法であるCDプレーヤーでの再生音の比較です。
試聴は、本機の最大のウリである「非圧縮とデジタルワイヤレス伝送でリアルCD音質」の部分をチェックするため、パソコンに無圧縮の状態でリッピングした音源と、同じCDをCDプレーヤーで再生した音源を比較しました。
接続方法は以下のとおりです。
- REX-Link2経由
[ パソコン ] →[ 送信機 ]・・・無線・・・ [ 受信機 ] −デジタル接続 −[ アンプ ]
- 通常の接続
[ CDプレーヤー ] − アナログ接続 −[ アンプ ]
想像以上の結果に驚きました。アンプのセレクターでCDプレーヤーのアナログ入力とREX-Link2のデジタル入力を切り替えながら聴きましたが、私の耳では違いがまったくわかりませんでした。REX-Link2経由でのパソコンのノイズ、ワイヤレスでの音質の劣化が感じられません。
次に、REX-Link2をアナログ接続に切り替えて試聴してみました。これだけコンパクトな受信機に内蔵されたDACに、15年前の製品とはいえ、10万円のCDプレーヤーが劣っているはずがないと考えていましたが、こちらの音質も素晴らしく、CDプレーヤーにかなり近い音のため、別な意味でちょっとがっかりでした。
ただ、デジタル接続と比較して、若干高音のキラキラした部分がソフトになるように感じられました。
パソコンで音楽を管理する便利さ、手軽さと、REX-Link2の音質の良さで、長年愛用してきたこのCDプレーヤーの出番が一気に減ることは、残念ながら間違いないでしょう。
気になった音の途切れ
気になった点については、送信機と受信機の間を人が通ったりすると音楽が途切れる事があることです。無線LANなどの無線機器は使用していませんし、パソコンとオーディオ機器の距離は5m程度なので、使用環境には問題はないはずです。送信機と受信機を遮るのが一瞬でも途切れてしまいます。

今回のモニターではUSBデスクトップ延長ケーブルも添付されていたため、障害物がなく、人が通っても影響が少ない場所まで送信機を移動することにより、音の途切れを最小限にすることができました。デスクトップパソコンを使っている方にはこのケーブルは必須だと思います。
あと、細かい部分ですが、受信機、送信機のLEDはもう少し控えめの方がいいのではないでしょうか。受信状況はわかりやすいのですが、あの緑と赤のランプはかなり目立ちます。
| *** 補足 *** |
| オプション(別売)のUSBデスクトップ延長ケーブル(RCL-USB-EXT)は、RATOC Directにてお求めいただけます。 |
6.導入後の活用例
冒頭でも書きましたが、リビングのスペースを確保するため、現在、手持ちのCDをパソコンに無圧縮リッピングする作業を行っています。リッピングデータ再生のバックグラウンドでCDをハードディスクに保存していますが、音の途切れやノイズなどもなく、快適な音楽鑑賞とCDの保存作業が同時にでき、20日間で300枚ものCDが、片手で持てる外付けのハードディスクに保存できました。
今までは、聞きたい曲を探し出すのに一苦労でしたが、ハードディスク内のデータを検索すれば、瞬時に再生することができますし、休みの日はノンストップでBGMとして曲を流し続けるようなこともできます。
7.おわりに
この製品が届いてからは、Windows Vistaの起動時間の早さもあり、暇さえあればパソコンで管理された音楽の鑑賞に浸っております。
パソコンでピュアオーディオなんて邪道だと考える人は多いかもしれません。しかし、大量の音楽を簡単に管理でき、なおかつ音質はCDプレーヤーと同等となればどうでしょうか。私は今の音楽環境が快適すぎて、パソコンなしの音楽鑑賞は考えられません。
文才がないため、この製品のすばらしさがうまく表現できたか不安です。もし、デモ実施店などでこの製品を試聴する機会があれば、ぜひじっくり聴いてみてください。コンパクトでかわいらしいデザインから想像以上の高音質な音楽がワイヤレスで再生され、皆さん驚くことでしょう。
逆にこのデザインにより、本格的なオーディオ装置に見えないのはとても残念です。実際に試聴できない販売店では、見た目のマイナス部分が販売台数に影響するのではないでしょうか。最後になりましたが、REX-Link2にめぐり合えて本当に良かったと思っています。今回、モニターの機会を与えていただき厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。