ラトックシステム株式会社
法人のお客様ショップ情報サイトマップEnglish
 
ラトックTOP 製品情報 サポート ダウンロード 会社案内
 
 
トップ > サポート > 製品モニターレポート > U2-Dockシリーズ
 

USB2.0 リムーバブルケース
U2-DK1 モニターレポート

(このレポートは2002年1月現在のものです)

NO.1 千葉県 竹内 久泰 様

1.はじめに

今回はU2-DK1のモニターをやらせていただき、誠に有り難うございました。 RATOC System殿とのつき合いは、Winodws95の時代にREX5536 SCSI-II PC Cardを購入 したのが始まりでした。

当時、部品同士の相性がトラブルになることも多い時期で、どこのメーカーが良いの かわからず、行きつけの販売店に相談したところ、RATOCの製品がトラブルも少な く、サポートも良いですよとの助言により、購入いたしました。

すでにこの型番は販売も終り、Windows2000やXPの対応はないようですが、このPC Cardは現在でもThinkPad535のSCSIカードとしてトラブルもなく活躍しています。 その後、PCI USB2.0インターフェイスカードや、内蔵IDE 3.5インチHDDリムーバブル ケースなどRATOCの製品を使用しています。

増えてゆくハードディスク・データ(特にTV録画のファイル)の保存に困り、昨年 USB2.0インターフェイスボードREX-PCIU2 と他社製外付けUSB2.0ハードディスクを使用していましたが、そのハードディスクの空きも少なくなってきて3月に内蔵IDE 3.5インチ・ハードディスク・リムーバブルケースIDE-MDK1 を購入し利用していました。

しかしながら、ドキュメンタリー番組やNHK特集などを録画していくとその容量も すぐに少なくなり、DVDに焼くにも2時間以上は焼けないので、結局ハードディスク ・データのまま保存することが多くなります。 IDE-MDK1ではPC動作中にハードディスク・ユニットの交換ができないなど、不便を感じていました。

そこで、なにげなくRATOCのホームページを見ていたら、今回のU2-DK1モニター募集の広告が目にとまり、早速応募したしだいです。まさかクジ運の悪い私が、当選させていただけるとは、当選の連絡をいただいた時には信じられませんでした。

2.製品の第一印象

製品をはじめて見た第一印象は、「電源も内蔵されており作りは良さそうだが、少し大きいな」と言うのが正直な印象でした。

今まで使用していた他社外付けハードディスクは電源がACアダプターであったため に、本体は小さい物のその周りが余分な長さのケーブルでごちゃごちゃとして非常に 見苦しく、また小さい筐体にハードディスクを詰め込んでいたので、結構ハードディ スクの温度も高くなって心配していました。(基本的にACアダプターを使用している 製品は嫌いです。)

しかしながら、今回のU2-DK1は電源内蔵、クーリング・ファンなどハードディスクの 温度上昇を抑制する冷却装置付き、しかもドライブの交換でき、ホットプラグ対応と 多少の筐体の大きさに目をつぶるだけのメリットは、十分にありました。

事実このクーリング・ファンの冷却機構は優秀で長時間使用していてもハードディスク・ドライブの温度上昇はほとんどありません。

この製品を見る前に考えていた、USB2.0接続の5インチドライブケースとIDEリムーバ ブルケース(RS-U2EC5X + IDE-MDK1)では、電源を入れたままのハードディスク交換機能ホットプラグは実現できない様なので、筐体の大きさが同じでかなり機能は充実していると思います。

*** 補足 ***
U2-DK1は単にUSB2.0ドライブケースにIDEリムーバブルケースを内蔵したものではなく、USB2.0リムーバブルとして快適にご使用いただくためUSB2.0リムーバブルケース用の変換ブリッジを開発いたしました。このことにより、本体の電源がオンのままでもトレイの交換が可能となっています。

3.マシン環境

主にこの製品を使用するマシンは下記の2機種です

▼パソコン

パソコン Gateway Performance1000
CPU Pentium III 1.0GHz
RAM 512MB
OS Windows2000 SP2
HDD Primary Master:Seagate Barracuda ATA IV ST380021A(80G)
Slave :IBM IC35L080AVVA07(80G)
Secondary Master:IDE-MDK1+IBM IC35L080AVVA07(80G)
Slave :RICOH MP5120A(DVD+RW)
その他 USB2.0インターフェイス REX-PCIU2、メルコ外付けUSB2.0HDD DUB2-GT60G(60G)、カノープス MTV-1000、カノープス EZDV2、Creative SB Live! Sound Board NVIDIA GeForce2 GTS 64MB NETGEAR FA310TX Fast Ethernet Adapter

パソコン SONY VAIO PCG-C1MRX
CPU Transmeta Crusoe TM5800 733MHz
RAM 256MB
OS Windows XP Home Edition
HDD 約30GB(Ultra ATA100)
その他 USB2.0インターフェイス REX-CBU2(モニター品) i.LINK DVD-ROMドライブ(PCGA-DVD1)


▼ストレイジ構成
Seagate Barracuda ATA IV ST380021A(80G)
IBM IC35L080AVVA07(80G)
NEC DSE2550A(2G)

4.インストールと動作結果

Gateway Performance1000では、すでにUSB2.0インターフェイス REX-PCIU2を使用していたため、ハードウェアとしてのインストールは問題ありませんでした。

VAIO C1MRXにUSB2.0インターフェイスカード REX-CBU2(モニター品)をインストールする際には、とりあえずMicrosoftのサイトより標準のUSB2.0ドライバーをインストールしました。 しかしながら、こちらはC1でそのまま使用するとシステムがフリーズ!!RATOCのサイトにある説明より、RATOC製フィルタドライバ(CBRPSET)をインストールし無事解決しました。

次にハードディスク・ユニットです。
附属のハードディスク・トレイFR-MR1にHDDを収納するのも何の問題もないと思いきや、大きな落とし穴がありました。 すでに内蔵IDE 3.5インチHDDリムーバブルケースIDE-MDK1を使っていたのですが、トレイに内蔵しているIDE 3.5インチHDDをスレイブに設定して接続していたために、U2-DK1に挿入した際に認識されず、動かないと言う物でした。 マニュアルを最初からよく読んでいれば明記されていたのですが、U2-DK1では内蔵IDE 3.5インチHDDをマスター設定にしないといけないのです。 これが判るまでに、結構悩みました。 原因が判明したところで、デスクトップPCの内蔵IDE 3.5インチHDDリムーバブルケースとDVD+RWのマスター、スレイブ設定を逆にし、Master:IDE-MDK1、Slave:RICOH MP5120A(DVD+RW)と設定、同時にHDDトレイ内のHDDジャンパーを設定し直し、再接続。無事認識することができました。

これで、デスクトップPCの内蔵IDE 3.5インチHDDリムーバブルケースとUSB2.0リムーバブルケースU2-DK1で同じハードディスクを使い回しすることができるようになり、便利さいっそう向上しました。

ところが。。。。。。小さな問題が一つ発生。
ハードディスク・ユニットを1パーテーションで使用していた時には気がつかなかったのですが、別のハードディスク・ユニットを挿入した際に複数あるパーテーションのうち第1パーテーションしか表示されないのです。

まあ、よく考えればリムーバブルデバイスとしての扱いなので、ドライブレターが1つしか割り当てられないのは当然なのですが、ちょっと焦りました。
これもマニュアルをよく読んでいれば書いてあった(P.30)のですが、はじめこのファームウェアのアップデートとは何なのかよくわかりませんでした。 マニュアルの通りに固定ディスクモードで使用すれば問題ないのですが、これではハードディスク・ユニットの交換が内蔵IDE 3.5インチHDDリムーバブルケースIDE-MDK1と同じ手順となり、いちいち電源を切らないと交換ができず面倒です。

結局リムーバブル・ディスク・モードで使用することにしました。 リムーバブル・ディスク・モードで複数パーテーションを扱う上手い方法、RATOCさん考えてください。 物理的に無理かな。。。。
*** 補足 ***
リムーバブルディスクモードでは、OSから見た場合ハードディスクであってもリムーバブルとして認識されています。現在のOSではリムーバブルドライブのパーティションがサポートされていませんので、複数のパーティションを使えるようにするためには、ハードディスクモードにしていただく必要があります。トレイとドック本体はIDE接続のため、ハードディスクとして扱う場合は、ドック本体の電源を切り、さらにケーブルパワーが供給されないようUSB2.0ケーブルを抜いてからのトレイ交換となります。

しかしながら、この現象を逆手にとり、表示されないパーテーションには普段使用しないファイル(ハードディスクのバックアップイメージファイルなど)を入れておく場所にし、間違えて削除や変更ができないように活用しています。

5.導入後の活用例

前述いたしましたが、主にこのリムーバブル・ハードディスク・ユニットはMTV1000で録画したファイルの保存や、ホームビデオを編集する際の作業用ドライブとして使用しています。

ドライブが交換できるおかげで、TV録画用ハードディスク、各種データー用ハードディスクとビデオ編集作業用ハードディスクと、その時の使用状況に応じてユニットを交換できるため、1つのハードディスク内にいろいろなデータファイルがごちゃごちゃと入っている状況はかなり解決できました。

また、ほとんどVTRテープと同様の扱いで使用しているTV録画用のハードディスクも、容量がいっぱいになってきたら単にハードディスクと別売りのFR-MR1を買ってきて、新しい保存場所を作るという簡便な方法をとることができるようになりました。

これは、従来のPCに内蔵してあるハードディスクを容量が少なくなったからと言う理由で頻繁に交換するが出来なかったことに比べると格段の差です。
また、U2-DK1によりデーター用ハードディスクをUSB2.0インターフェイスカードREX-CBU2経由でノートPCでも使用できるため、TV録画ファイル以外の仕事で使用しているデーターの新旧整合性の問題もなくなり、LANで転送していた時よりも格段の差で転送でき非常に便利です。

ここで、他社製USB2.0 ハードディスク・ユニットとRATOC USB2.0リムーバブルケースU2-DK1、内蔵IDE 3.5インチHDDリムーバブルケースIDE-MDK1でのベンチマーク結果を以下に示します。

▼IDE-MDK1(内蔵型IDE HDDリムーバブルケース)
使用HDD ST380021A IC35L080AVVA07 DSE2550
Read 26687 37440 3828
Write 33962 35007 3517
Filecopy 2274 1756 820

▼U2-DK1(モニター品:USB2.0リムーバブルケース)
使用HDD ST380021A IC35L080AVVA07 DSE2550
Read 14541 20365 5978
Write 14319 15678 5586
Filecopy 5802 4786 950

▼メルコ外付けUSB2.0HDD DUB2-GT60G
使用HDD WDC WD600AB(60G)
Read 15632
Write 13685
Filecopy 5725

となりました。
最近のハードディスクでは、Read、WriteがおおよそIDE接続の50%前後、FilecopyはIDEの2倍以上と言う結果でした。

ベンチマーク結果は、ハードディスクの性能や、相性なども多少影響されていると思われ、一番ふるいNEC製の物では、なぜかUSB2.0接続の方が良い結果をはじき出し、最近のハードディスクでは一般的な測定結果となりました。
中でも、比較的IBM製IC35Lシリーズのハードディスクを使用した場合、良好な結果となりました。
ハードディスクは使用するユーザーのメーカーに対する好き嫌いが比較的多い製品なので、ユーザーズ・マニュアルで動作保証されている以外の製品を使用する時には、上記ベンチマーク結果とはまったく異なる場合があるかもしれません。
あくまでも参考値としてお考えいただければ幸いです。

6.添付品について

今回モニターを行った外付けタイプのU2-DK1には、本体の他に添付品としてハードディスク・トレイ、ハードディスク取り付けネジ、ドライブトレイロックキー、Hi-Speed USBケーブル、ACケーブル(3P)、電源変換プラグ(3P-2P)、サポートソフトウェア、ユーザーズ・マニュアルが同梱されていました。

通常使用するには、あと必要容量のハードディスクを購入しトレイに取り付けるだけで、すぐに使用することが出来ます。Hi-Speed USBケーブルは1mの物が添付されていましたが、タワーPCを使用している関係上、本体を置く場所にぎりぎりでした。欲を言えばあと50cm程度長い物が添付されていると本体の置く場所に自由度が増すと思います。

また、電源ケーブルは標準でアース付きの3Pプラグでありますが、一般家庭用のコンセントに適用させるため、3P-2Pの変換プラグが同梱されています。
本来ならば、アースをとった方がよいのかもしれないのですが、あいにく私の環境では2Pコンセントしか用意がなく、変換プラグを使用してタップ周りがごつくなるのも嫌だったので、ペンチでグランドピンを折って抜き、2Pプラグとして使用しました。
このへんは、利用ユーザーのターゲットをどのあたりにポイントを置くかで変わってくると思いますが、個人的には通常の2Pプラグの方が使いやすいように感じられました。

マニュアルについては、全42ページの製本されたのもが付いてきます。
目次も表紙に大きく記述され、内容については写真なども入っていて通常使用するには困らない内容です。
しかしながら、前述(インストールと動作結果)のファームウェアのアップデートとは何なのか、どのような時に利用すると良いのか、私の頭では理解するには難しいように感じました。
私のイメージしていたファームウェアのアップデートとは、BIOSやROMなど出荷後に何らかの不具合や、修正があった場合に行うというイメージがあったため、出荷時にそのようなファームウェアが出来ているのであれば、なぜ本体に始めからインストールされていないのか?
*** 補足 ***
U2-Dockシリーズのハードディスクモードとリムーバブルモードの切替は、U2-Dock本体にあるファームウェアの書き換えによりおこないます。初版のマニュアルではこの説明が「ファームウェアのアップデート」となっており、わかりにくいものとなっていました。現在のマニュアルでは、「ファームウェアのアップデート」から「モード切り替え」の説明に改訂いたしております。

ハードディスク・モード使用とリムーバブル・ディスク・モードのための動作切り替えについては、ユニットのプロパティーのオプションや、動作切り替えユーティリティー、ディスクユーティリティーのオプションの一部として設定した方がわかりやすいように感じました。

7.評価結果

製品到着から約1ヶ月、いろいろと使用しましたが、使い勝手、速度など満足のゆく製品であると思います。

現在の状態でも私自身、人に勧められる周辺機器の1つであると考えますが、気になる点が3点ほどあります。

1つは、今後、外付けUSB2.0リムーバブルケースU2-DK1だけでなく、複数のUSB2.0ドライブケースを使用した場合いちいちPC本体からケーブルを引っ張るか、わざわざ別にUSB2.0対応のハブを付けないと利用できないと言うことです。
DVD+R/RWやMO、ハードディスクなど複数のデバイスを接続することを考え、2口でも良いのでUSB2.0対応のハブが内蔵されているともっと便利に使用できると思います。
せっかく本体はスタックできるように本体にラバークッションまで付いているのですから、是非ご一考を。

2つ目は、すでに本体の電源は入りリムーバブルドライブとして認識されている状態で、ハードディスク・ユニットを挿入しロックキーによりハードディスクを動作させた場合、最初のアクセスするタイミングによっては認識されないと云うことが何回かありました。
私がせっかちなせいもあるのかもしれませんが、ハードディスク・ユニットが安定して動作を始めるまで20〜30秒程度待ってからでないと「ドライブが挿入されていません」状態になってしまいます。
ハードディスク・ユニットを入れてから一呼吸置くようにすると大丈夫なようです。
*** 補足 ***
MOやCDなどのリムーバブルディスクと同様、ディスクが認識される前にドライブをダブルクリックして開こうとすると「ドライブが挿入されていません」というメッセージが表示され、認識に時間がかかってしまいます。

3つ目は、マニュアルに書かれているようにハードディスク・ユニットを取り出す際に、エクスプローラの右クリックでリムーバブルメディアの「取り外し」を選択するのですが、「ボリュームが取り出せません」とのエラーがでることがあります。問題の無い時もあるのですが、なぜでしょう?いちいちマイコンピュータを開いて操作を行わないとだめなのでしょうか?Windowsの仕様ならしょうがないのですが、、、、、、
*** 補足 ***
MOやCDなどのリムーバブルディスクと同様、OSやアプリケーションなどによりリムーバブルハードディスク上のファイルにアクセスロックがかけられていると、「ボリュームが取り出せません」というエラーが表示されます。

8.おわりに

USB2.0の環境が整うにつれ、各社からいろいろな周辺機器がでてきていますが、ユーザーにとってはとてもうれしい状況です。
簡単に大容量のハードディスクをCD-ROMやDVD+RWの様なメディアと同様な扱いで交換できる。
今回モニターをさせていただいたUSB2.0リムーバブルケースU2-DK1は私にとっては待ち望んでいた製品でした。

コンピューターの世界に親しんで早25年以上過ぎようとしています。
家業の精密機械器具製造業の傍ら、自社内のシステム構築、メーカー市販製品の開発段階でのアプリケーション・ベーターテスターやら開発支援、知り合いの方たちへのコンピューター・システムサポートや各種助言など、どっぷりとコンピューターの世界に漬かってしまっております。

当時、TK-85やPET、Apple、PC-8001を使っていたことを考えるとその進化の速度に改めて驚きを感じます。
当時はデーターやプログラムの保存といえばカセットテープが主流であり、フロッピーなど高価で使用できませんでした。それが今日では大容量のハードディスクが安価で購入でき、たいていのデーターを保存するのに困ることはありません。しかも、U2-DK1のようなPC動作中でも交換可能なHDDユニット交換式のデバイスが出てきて、非常に便利になっています。

あとは、こまめなバックアップとメンテナンスを欠かさず、ハードディスクが死んだ時にあわてないようにしないと、大切なデーターを全て失うことになりかねません。事実、私も何回か経験しました。
この、USB2.0リムーバブルケースU2-DK1を利用して、バックアップ専用のハードディスクを作り、普段はそのユニットはそっとしまっておく。比較的、安価な別売りの交換用トレイFR-MR1で必要なだけいくつでもユニットを作ることができます。

そんな使い方もできる一押しの商品であることを記して、今回のレポートを終わらせていただきます。
このような機会をつくっていただきましたRATOC SYSTEMのみなさまにも御礼申し上げます。
駄文、ご判読いただき有り難うございました。

レポートメニューに戻る
copyright RATOC Systems,Inc. お問い合わせ | 個人情報保護ポリシー
  このページトップへ