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ブログモニターの製品試用レポート
〜Bluetooth 4.0+LE 紛失防止タグ REX-SEEK2編

忘れ物防止と猫の脱走対策(千葉県 E様)

(本レビューは2015年6月現在のものです)

はじめに

最近物忘れが多く、財布の紛失、車のキーを置き忘れることがある。特に財布には銀行のカードが入っていて、銀行から連絡があるまで紛失に気が付かなかった。幸い拾った人が親切で警察に届けてくれて良かったが、カードはすでに止められ、再発行に3週間ほどかかってしまった。こんな時紛失防止タグをつけていればと思ったが後の祭りである。
(旧製品REX-SEEK1-Xを持っているが、財布に付けるには形が大きい、動作の安定性に欠ける、再接続に時間がかかる、という理由で使用を止めていた。)

新しい紛失防止タグの性能と使いやすさはどうだろうか。旧製品と一部比較しながら新製品(REX-SEEK2)をチェックした。 主な使用環境は木造住宅の屋内で、胸のポケットにスマホを、タグは財布・鍵・猫の首に付けた。


使用感レビュー

以下に良い点、改善点、変わった使い方、まとめ等を記す。

良い点

  1. アプリの立ち上げからタグとの接続は殆どが数秒で接続するが、たまに時間がかかる事がある。またタグと未接続になる場所を行ったり来たりして、再接続までの時間を計測すると5〜15秒程で、待ち時間が少なくイライラしない(REX-SEEK1-Xと比較)また“離れたらお知らせ”は数秒で復帰するので、紛失物を素早く探すことが出来る。
  2. スマホからタグの呼び出しが何回でも可能で、タグの音が小さくてもアプリの”タグの現在地”と合わせて紛失物を探すことが出来る。(但しタグからスマホの呼び出しは1回のみ)
  3. タグが小型になり、財布や猫の首につけても邪魔になりにくい。
  4. アプリの使い方が簡単。
  5. 家から出る時スマホが鳴り、財布を忘れた事に気づいたことがあり、意外と役立つ。

改善点

  1. 障害物(壁、家具等)
    障害物の多い部屋では接続距離は5〜8m程と短く、ランダムに未接続が繰り返し発生し、周囲の人から音がうるさいといやな顔をされる。
    未接続の繰り返しが多いので、見通しの良い場所で、未接続距離を計測したところ15m〜30m程でデータのバラつきが多い。(表1参照)  またランダムに発生する未接続や未接続の繰り返しは、人体による吸収減衰もあるが、“タグの現在地”の不安定及び見通し場所での距離もバラつくことから電波の揺らぎ?もあると思われる。従って未接続の繰り返し対策が必要。

  2. タグ
    1. タグからスマホを探すとき、タグのボタンは1回しか使えない。(REX-SEEK1-Xは何回も可能)

      *** 補足 ***

      2015年8月公開アプリより、1回目の呼び出し後に確認ボタンをタップしなくても、スマホを連続して呼び出せるようになりました。 (1度限りの呼び出し設定はないため、タグからの呼び出しを止める場合はスマホ側でオフにする必要があります)

    2. タグの音が小さく、物陰にあるとタグの音は聞こえない。従って“タグの現在地”と合わせて探すことになる。メロディを選べるのはよいが、通知時間はMax30秒と短い(SEEK1-Xは最大120秒)
    3. スマホを胸のポケットに、タグをズボンの後ろに入れてブザーが鳴る(未接続)ことがある。
      製品情報に記載され、人による電波の吸収減衰とのことであるが、女性はハンドバック等にスマホを入れるが、男は胸ポケットかズボンの中に入れることが多い。
    4. ”離れたらお知らせ“機能は”遠“でも、室内ではすぐブザーが鳴る事が多い。

      *** 補足 ***

      2015年8月公開アプリより、受信強度を調整する設定(ON/OFF)を追加しました。
      人体に密着(手で持ったりポケットに入れたり)することで受信する電波が通常より弱くなってしまうのが原因の場合は、「近」の受信強度を小さくする(ONにする)ことで、実際の距離と感度の差を縮められるようにしました。未接続になったら鳴りますが、瞬断の場合は鳴らないように変更しています。


  3. アプリ
    1. 未接続を繰り返すと、何回もOKを押さないと“設定”に入れない。(10回以上押したことがあった)
    2. 近くでも再接続を繰り返しブザーが鳴ることが多く、このようにランダムに発生するブザー音に反応しない対策が必要。
    3. REX-SEEK2のアプリでSEEK1-Xとの混在は?今は両方立ち上げている。(図1参照)
    4. 新着メッセージや雨降りアラートの表示があると、タグからスマホを呼び出せない。(図2参照)


変わった使い方(猫の首にタグ)

本来は猫の首に鈴であるが、鈴の代わりにREX-SEEK2を取り付けてみた。我家の猫は家の玄関を開けた時に脱走することが多い。猫の首にタグを取り付けるとき、初めは嫌がり慣れるまで2日程かかったが、その後は嫌がらずタグが鳴っても驚く様子もない。

【結果】
居間にスマホを置いた。猫が台所や2階(5m〜10m程度)に行くとタグが未接続となることが多い。猫は移動するため5〜15秒ほどで自動接続となるが、部屋の中でも頻繁にブザーが鳴っている。

このようにランダムに発生する未接続や未接続の繰り返しブザー音に反応しない対策が必要。家から猫が脱走後、再接続になるまで家の周りを歩き回る。接続後はブザー音と”タグの現在地”を頼りに探す事になるが、逃げ回る猫を捕まえるのは一仕事である。

*** 補足 ***

前述の通り、2015年8月公開アプリより、瞬断の場合は無視するよう変更しています。短時間に未接続と接続を繰り返す環境では鳴りにくくなりました。

まとめ

最後に

ランダムに発生する未接続や未接続を繰り返すことが多いため対策が必要と考える。
たとえば、短時間で再接続する事から、時間当たりの未接続回数を使用者が選択し未接続となるブザー音から回避するようにする。未接続とタグの音量UPの解決策ができれば、他の人にもお勧めできる。

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