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RHDシリーズの魅力

◆ハードディスクを増設するならFireWire(IEEE1394)!
  現在ストレージデバイスを接続する上で主流のインターフェイス「USB」「IDE」「FireWire」を比較してみましょう。
・USB
  周辺機器も豊富に揃い、パソコンの標準ポートとして活躍するUSB。 ポートに差すだけで機器を自動認識し、簡単インストール。(プラグアンドプレイ) パソコンの電源を入れたままの接続・切断(ホットプラグ)が可能で、使い勝手は良好。 ただ、ネックは12Mbps(=1.5MB/s)の転送速度。低速デバイスや小さなデータ転送なら気にならないのですが、大容量ストレージでは物足りなさを感じます。
  * 最近話題の USB 2.0 はいっきに480Mbps(=60MB/s)までハイスピード化した USBの新規格です。下位互換がありますので、従来のUSB機器も接続可能。 ラトックシステムでは、USB 2.0 製品の開発にも取り組んでいます。(ホストアダプタプレスリリース)
・IDE
    一方、内蔵インターフェイスの代表格IDE(ATAPI)。 安価で高速な周辺機器がたくさん用意されています。 しかしながら、そのほとんどが内蔵タイプであることから
  • パソコンの蓋を開けて取りつけなければならない
  • 複数のマシンとの共有が困難
  • ノートパソコンやドライブベイのない液晶デスクトップには使用できない
などの制限があります。
・FireWire/ IEEE1394
  「FireWire」「iLINK」の名でも親しまれるIEEE1394 。 プラグアンドプレイ、ホットプラグなど使いやすさはUSBとほぼ同じながら、 400Mbps(=50Mpbs)とストレスのない高速転送が可能。 そのスピードは現在メジャーなDVキャプチャのみならず、ストレージ接続にも 威力を発揮します。

◆FireWireハードディスクのメリット
  FireWireは最高400Mbps(=50Mpbs)とUltraWideSCSI(40MB/s)より高速転送が可能なインターフェイスです。 ホットプラグ対応なのでパソコンの電源を入れたままハードディスクの接続/切断が可能。最近のMacではFireWire機器からのブートにも対応しています。 また、Windows(98 Second Edition以降*、2000)、Macintosh(9.0.4以降*)の両方で採用 されているインターフェイスですので、異機種間で機器の共有が可能です。
* FireWire(IEEE1394)はWindows98やMacOS 8.6でもサポートしていますが、ストレージ デバイスを含め完全対応するバージョンは上記のとおりです。

◆FireREXテクノロジーが性能を引き出す
  一般的に出回っているFireWireストレージでは、ほとんどが従来のIDEをFireWire インターフェイスに変換しています。 RHDシリーズのATAPI←→FireWire変換モジュールでは、 従来ソフトウェアが負担していた処理を一部ハードウェアが担うことにより、 30MB/secオーバーの高速転送を実現しています。
FireREXテクノロジーは、RATOCが誇るFireWireブリッジ技術の総称です。
  FireREXテクノロジー

▼ラトックFireWireハードディスクの特徴
  1. 新開発UltraATA対応ブリッジチップおよび7200rpmハードディスク採用
    業界ではじめてFireWireハードディスクでのオーバー30MB/s(Read)高速転送を実現しました。(2001年4月現在)
  2. バスパワー駆動によるリピータ機能を搭載
    ブリッジはFireWireバスから供給される電源により、リピータとしても動作するように設計されています。
    ドライブの電源オフ時でも、ドライブにデイジーチェーン接続されたFireWire機器の使用が可能です。
    * 4ピンのFireWireポートからはバスパワーの供給がされませんので、リピータ機能をご使用になる場合はドライブの電源をオンにする必要があります。
  3. 冷却ファン装備
    冷却ファンによる放熱対策で、発熱量の大きい高速回転のハードディスク使用時も安心です。

◆いろいろ使えるFireWireハードディスク
  快適環境だからこそ用途が広がるFireWireハードディスク。
1) 作業用ドライブ
高速なので、日常利用するドライブとしてストレスのない使用ができます。
2) バックアップ
データのバックアップのほか、環境をまるごとバックアップしておけば、もしものとき最小限の時間と労力で復帰することができます。
3) 起動ドライブ
例えばハードディスクをモバイルして家と職場でまったく同じ環境にしたり、 以前のMacOSをインストールしてMacOS 9 に対応していないアプリケーションや 拡張機能を使用するときだけ外付けから起動...といったことが実現できます。
環境をモバイルする
4) WindowsとMacintoshでデータ共有
WindowsフォーマットのハードディスクはMacintoshでも使用可能ですので、プラットフォームを意識しないデータ管理ができます。
ケーブル1本でデータ交換
5) DV
高パフォーマンスを要するDVキャプチャ・編集からビデオテープへの書き戻しもFireWireハードディスクにおまかせ。
6)

RAID
フォーマッタがRAIDに対応していれば、FireWireでRAIDの構築が可能です。
※2001年8月現在FireDockシリーズ(FR-DK1/DK2/MDK1)に対応したRAIDソフトウェアは確認しておりません。



◆用途にあわせた2つのFireWireハードディスクドライブ
 
1) コンパクトな3.5インチハードディスクドライブ
RHD-DT75G
2) ハードディスク入れ替え自在のリムーバブルケース
FR-DK1/FR-DK2/FR-MDK1
  大容量のコンパクトハードディスク。FireWireケーブル1本でパソコンに簡単接続。(ドライブ本体にACアダプタの接続が必要です)   複数のハードディスクを自在に交換。市販のIDEハードディスクと組み合わせて使用。(内部接続タイプのほか外部接続タイプもあります。詳細は後述)
  RHD-DT75G   FR-MDK1
  5月下旬出荷
標準価格(税別) 88,000円
  7月下旬出荷
標準価格(税別) 16,000円
(FR-MDK1)
標準価格(税別) 36,000円(FR-DK1)
標準価格(税別) 48,000円(FR-MDK1)

◆ノートパソコンでもデスクトップ並みの性能を
  ノートパソコンで「記憶装置の高速化・大容量化を図りたい!」と いう場合は、FireWire環境を整えるのが一番の近道といえるでしょう。 Ultra SCSIより速く、ケーブルもスマートで、接続の際の制限距離も長いFireWireは、 SCSIにかわるインターフェイスとしてホットな規格。

FireWireポートがない...という場合も、FireWire PCカード経由で接続する方法があります。 FireWire PCカードは、PCIバス(現在のデスクトップ標準バス)相当の性能をもつ CardBus対応のPCカード。 FireWireは、ノートパソコンでも快適なハードディスク環境を実現します。
→後述の「ベンチマークで実力検証」の章を参照

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