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IoT温調器遠隔監視システムに「異常通知機能」を追加~温度と設備異常をスマホで監視~

2025.09.30

現場で求められるIoT温度管理

製造業やサービス業の現場では、人手不足が深刻化しています。巡回点検の負担が一部の担当者に集中し、温度異常や機器の警報に気づくのが遅れるケースも増えています。その結果、製品ロスや生産ラインの停止といったリスクが高まっています。
 
こうした課題に対して注目されているのが、IoTを活用した遠隔監視とDX化です。現場に行かなくても状況を把握できる仕組みは、省人化と効率化を同時に実現します。

IoT温調器遠隔監視システムとは

本システムは温調器をIoT化し、クラウドに接続してスマホやPCから温度を確認・操作できるソリューションです。
 
主な機能は以下の通りです。

  • 温度データの自動収集・グラフ表示
  • スマホやPCからの遠隔監視
  • 設定温度のリモート変更
  • 異常発生時のスマホ通知
  • 温度ログのCSVダウンロード

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IoT温調器遠隔監視システム製品ページ製品ページ

新しく追加された「異常通知機能」

今回のアップデートでは、従来のRS-485接続による温度管理に加え、接点出力の温調器や設備からの警報信号も通知可能になりました。これにより、温度管理と設備異常の両方をスマホやPCで一元的に把握できます。
 
さらに、警報信号の通知方法には、スマホやPCへの通知と回転灯やブザーによる現場アラートがあります。遠隔地の管理者と現場作業者が同時に異常を認識し、迅速な対応が可能になります。

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新機能リリースリリース

現場での活用シーン

食品・化学工場では、冷却・加熱工程の温度逸脱を即時検知。スマホ通知と回転灯で作業者に知らせ、品質低下リスクを防止します。さらに、チラーや恒温槽の異常信号を接点入力で受信し、遠隔地の管理者がリアルタイムに把握することができるようになりました。
 
一方、サウナ施設のように利用者の快適性が重視される現場では、早期に異常を検知することが重要です。サウナ室の温度が設定範囲を外れた場合、管理者のスマホに即時通知が届くことで、現場に行かなくても状況を把握。必要に応じて温度を遠隔から調整し、迅速な対応がおこなえます。今回のアップデートにより、温調器の無電圧接点から異常を検知することが可能になりました。

導入メリット

  1. 人手不足対策:巡回点検を省力化し、少人数で複数拠点を管理
  2. 品質の安定化:温度逸脱や設備異常を即時検知し、製品ロスやクレームを防止
  3. 稼働率向上:異常の早期発見でダウンタイムを最小化
  4. 現場と遠隔の同時対応:スマホ通知と回転灯・ブザーによる現場アラート両立

導入コスト

  • ハードウェア価格:機材一式(IoT通信ユニット×1、ゲートウェイ×1)20万円(税別)~
  • ライセンス費:3年目以降、ゲートウェイ1台あたり年15,000円(通信料込・税別)
    ※導入後2年間のライセンス費はゲートウェイ代金に含まれています

構成図

今後の展開

「IoT温調器遠隔監視システム」は、当社が展開する遠隔監視ソリューション群の一例にすぎません。共通する強みは、必要な箇所から段階的に導入できる柔軟性。大掛かりなシステムを一度に導入するのではなく、現場の課題に合わせて「ほしいところだけDX化」できる点が支持されています。
 
ラトックシステムは、温度や設備異常の監視にとどまらず、今後も既存設備やセンサーとの連携を進めていきます。現場ごとの課題に応じた最適なソリューションを提案し、IoT・DX全般の推進を支えるパートナーとして貢献してまいります。
 

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