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■新機能■

酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」に「帳票印刷機能」を追加
〜 品温を監視するシステムから、もろみ造りの現場を支援するシステムへ 〜

2018年7月18日
ラトックシステム株式会社(本社:大阪府大阪市浪速区、代表取締役:岡村周善、以下ラトックシステム)は、酒蔵向けのシステム「もろみ日誌」に新たな機能を追加し、2018年8月下旬より順次提供を開始いたします。

もろみ日誌(拡大

もろみ日誌の概要

もろみ日誌は、蔵にいないときももろみの品温を把握し、記録を自動化するシステムとして開発しました。高精度のPT100品温センサーで1時間ごとに自動計測してパソコンに保存、グラフ表示したり、設定範囲を超えるとスマホに通知する機能を提供しています。さらに品温以外のボーメ度やアルコール度などを手入力で記録することで、仕込みの事績管理もおこなえます。

新機能について

本システムはもろみ造りの現場での実証実験を経て、作業を改善するさまざまなご意見・ご要望をいただきました。これらを踏まえて、アプリの機能を大幅にアップデート。オプションも充実し、より現場のニーズに寄り添った「もろみ造りを支援するシステム」に作り上げました。

その中でも、現在手書きによる作成で現場の負担となっている税務署提出用の「もろみ経過簿」「製造帳」を蓄積したデータから印刷できる機能については、特に大きな評価を得ています。

また、ボーメ度と日数から算出するBMDの曲線は、品温と並んで酒質を決める指標となっています。今回のバージョンでは、過去の品温・BMDグラフと仕込み中のグラフを同じ画面上に重ねて表示し、比較しながらもろみ造りをすすめることが可能になりました。

この度追加した帳票印刷機能を、品温モニタリング、仕込み事績のデータベース化と並ぶ主軸の機能とし、7月下旬には南部杜氏夏季講習会に本製品を出展するなど、日本各地の酒造関係者向けに展開していきます。

アップデート内容

【新機能概要】
  1. 税務署対応の帳票印刷
    日々の仕込みデータは、そのままもろみ経過簿および製造帳に適用されます。
    その他の必要な項目は手入力で対応、製造歩合は自動で算出します。


  2. 過去のデータ入力対応
    システム導入前の紙ベースのデータは手入力で対応。過去のデータも、パソコンで一括管理することができます。

  3. BMD/品温グラフ比較
    BMD曲線と品温グラフは、よいお酒造りの指標になります。仕込み中のグラフと過去のグラフを同じ画面上に表示して比較し、仕込みの参考にします。BMD目標値を入力し、仕込み中のグラフと重ねて比較することも可能です。

  4. スマホから品温を計測
    従来は自動計測したグラフの確認のみでしたが、スマホアプリから「計測」をタップすると、そのときのもろみの品温が計測できるようになりました。

  5. 品温の上限、下限温度を日ごとに設定
    日単位での品温上限と下限の入力に対応しました。品温管理によるスケジュールが立てやすくなります。通知は、選択した担当者のみに届きます。

【オプション】

  1. Sub-GHz中継器の開発
    蔵の構造や環境によってはSub-GHzの電波が飛びにくいケースがあるため、本システム用の中継器を開発しました。 1台の中継器につき、センサーを5台まで接続できます。

  2. スティック型センサーの投入
    固いもろみにもしっかりとセンサーを差し込めるよう、新たにプローブ長1.5m(汎用モデルは0.2m)の品温センサーをラインナップに追加しました。

システム構成図


おもな価格

名称 型番 購入価格(税別)
Sub-GHz PT100品温センサー
(プローブ長0.2m、ケーブル長3m)
REX-SGPTS1-3
1〜5本 50,000円
6〜10本 45,000円
11本以上 40,000円
Sub-GHz PT100品温センサー
(プローブ長0.2m、ケーブル長5m)
REX-SGPTS1-5 60,000円
Sub-GHz PT100品温センサー(スティック型)
(プローブ長1.5m、ケーブル長3m)
RS-SGPTS1-3-L 85,000円
Sub-GHz USBアダプター REX-USBSG1 15,000円
品温モニタリングアプリ「もろみ日誌」
(1年単位のライセンス契約)
REX-SAKE1 100,000円/年
Gub-GHz中継器 RS-SGRPT1 23,000円
※ライセンスはWindows用アプリ1件当たりとなり、クラウド使用料が含まれます。スマホ台数に制限はありません。
※導入設置に関する費用は別途必要です。詳しくはハートコンピューターにお問い合わせください。

ハートコンピューターについて

ハートコンピューターは昭和63(1988)年の設立当初より、酒造会社に向けた業務ソフトウェアを専門にして、開発、販売、サポートを行ってきました。主力製品である「蔵内」「五合」をはじめとする「酉-2000シリーズ」は、高い評価を得ています。業界内において常に最大手ソフトウェア企業です。自社提供サービスの成熟を図り、独自性のあるビジネスモデルの構築を進めています。

ラトックシステムについて

パソコン・スマホ周辺機器、オーディオ機器メーカーです。1983年の創設以来、ハードウェア、デバイスドライバー、 ファームウェア、アプリケーションを当社内で開発してきました。無線通信(Bluetooth/Wi-Fi/Sub-GHz)や AWSクラウド連携などによるIoTデバイスの開発実績を重ね、自社開発の強みを活かした他社との協業もすすめています。

関連URL

【製品情報URL】

酒造品温モニタリングシステム
http://www.ratocsystems.com/products/subpage/moromi1.html

ラトックシステム もろみ造り支援ソリューション
http://www.ratocsystems.com/solution/sake/
【関連情報URL】

ハートコンピューター公式サイト
http://www.heart.co.jp/

ここに掲載されている内容は、報道発表日現在の情報です。ご覧になっている時点で、予告なく情報が変更(生産・販売の終了、仕様・価格の変更等)されている場合があります。

ご購入に関するお問い合わせ窓口
販売総代理店 株式会社ハートコンピューター
(酒類メーカー向け製造・販売システム最大手)
住所 〒529-0425 滋賀県長浜市木之本町木之本1565
電話 0749‐82‐5656
メールアドレス info@heart.co.jp
   
本システムに関するお問い合わせ先
開発元 ラトックシステム株式会社 東京支店
コーポレート・ソリューショングループ
電話 03-5847-7600
メールフォーム https://www.ratocsystems.com/mail/solution.html
   
報道関係の方のお問い合わせ先
ラトックシステム株式会社 広報 大塚
電話 06-6633-6744
メールフォーム https://www.ratocsystems.com/mail/press.html

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