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■腕時計型コミュニケーションシステム WorkWatch Alarm for AirGRID?

より便利になったメッセージ送信機能

WorkWatch Alarm for AirGRID? のメッセージ機能には様々な送信方法があります。
各送信方法の設定は、WorkWatchシステムの設定ツールからおこなうことができます。設定ツールでは、信号灯、ランプの状態とそれらを表現する文字種を設定することが可能です。

1 メッセージ送信(グループ分け送信)


1-1 信号灯状態によるグループ分け 新機能
信号灯の状態(点灯、点滅、無灯)により、メッセージ送信をおこなう腕時計端末のグループ分けが可能です。

上図のような設定の場合は、下表にあるとおり信号灯の状態で設定されたグループにある端末へメッセージが送信されます。各端末に表示される文字種も設定が可能です。
  端末
1
端末
2
端末
3
端末
4
端末
5
信号灯の状態
- -
- - - -

1-2 信号灯・状態、二つの条件によるグループ分け 新機能
信号灯とその状態、両方の条件に合致した場合にメッセージ送信をおこなう腕時計端末のグループ分けが可能です。

上図のような設定の場合は、下表にあるとおりそれぞれの信号灯のグループにある端末へメッセージが送信されます。
各端末に表示される文字種は専用設定ツールから設定することが可能です。
信号灯 端末
1
端末
2
端末
3
端末
4
端末
5
SIG1 - - -
SIG2 - -
SIG3 - - -

2 メッセージ送信モード(ブロードキャストモード、応答機能モード)

2-1 ブロードキャストモード

  • 指定した信号灯や信号色が点灯・点滅・消灯した場合、腕時計端末に振動付きメッセージを送信することが可能です。
  • 腕時計型端末へ最大254秒のメッセージ表示時間設定が可能です。
  • メッセージと共に腕時計型端末への振動時間(最大60秒)を指定することができます。
  • 腕時計装着者が手動で解除するまでメッセージを表示・振動させる設定も可能です。


図:時間設定をおこなった送信パターン

メッセージ送信後、振動を最大60秒、メッセージ表示を最大254秒まで表示させる設定をおこなうことができます。最大時間を過ぎると、それぞれの動作は終了します。


図:手動設定をおこなった送信パターン

メッセージ送信後、振動とメッセージは腕時計装着者が解除するまで動作をおこないます。必ず通知しなければならない場合などに最適です。

2-2 応答機能付き送信モード

  • 腕時計装着者へ返信要求を付加したメッセージを送信が可能です。
    メッセージを受け取った腕時計装着者はメッセージに対し応答することができます。
    また、応答をしなかった腕時計装着者には、他の腕時計装着者が応答・返信したことを示すメッセージが上書きされます。
  • 上項[1 メッセージ送信 (グループ分け送信)]でグループ分けをおこなっている場合、グループ内メンバーのみで送信および返信がおこなわれます。


図:応答機能を使った通知例

メッセージ送信時、同じグループにいる腕時計装着者すべてに通知されます。通知された腕時計装着者はそのメッセージに対し応答することが可能です。 グループ内で通知に対し応答があると、そのグループ内の腕時計装着者に応答したことがわかる応答の通知が送信されます。

また、対応後に完了した旨通知を送ることで、グループ内の腕時計装着者に完了通知が送られます。作業員の工数を無駄に割く必要がなく、施設内の業務効率化を図ることができます。

3 その他メッセージ機能

3-1 緊急メッセージの送信 新機能

  • 緊急避難など優先されるメッセージを送信する場合に使用するモードで、このモードを使用し送信されたメッセージは、優先メッセージとして全ての腕時計端末へ送信されます。
  • 信号灯変化などの通常メッセージが表示されていた場合でも、緊急メッセージが優先され上書き表示されます。


図:緊急メッセージ送信例

腕時計端末には、最大10スタック分のメッセージキューがあります。通常メッセージは送信した順に腕時計端末へ表示され、応答することでスタックから削除されます。

緊急メッセージを送信すると、腕時計端末すべてに通知されます。 そのとき通常メッセージ(表示灯メッセージなど)があった場合でも緊急メッセージが優先され、上書きされます。

緊急メッセージ送信時の注意事項

腕時計端末の仕様上、以下の状態では緊急メッセージの受信ができませんのでご注意ください。


メッセージキューがフルスタック時では緊急メッセージを受信できない

腕時計端末に送られたメッセージに対し反応しないなど、フルスタックまで溜まっている場合、緊急メッセージを送ることができませんので、注意が必要です。

3-2 腕時計装着者の落下、転倒検知機能

  • 万が一腕時計端末装着者が落下、もしくは転倒した場合、腕時計端末が検知し、自動的に管理端末(WindowsPC)へ通知をおこないます。
  • 腕時計端末から送信された落下、転倒通知は、経由したゲートウェイのアドレス、電波強度の情報を負荷して管理端末(WindowsPC)へ到達します。そのため、それらの情報を参考にトラブルに見舞われた腕時計装着者の大まかな位置情報を把握することが可能です。
    ※すべての転倒や落下の検知を保証するものではありません。


図:落下・転倒時の検知・通知例

腕時計装着者に落下・転倒など万が一のトラブルが発生した場合、腕時計端末からトラブルのあった腕時計の番号とその電波強度が自動で送信されます。 通知を受けた管理端末(Windows PC)にはポップアップ画面で「腕時計端末の番号」「通信の電波強度」そして「受け取ったゲートウェイの番号」が表示され、他の腕時計装着者へ通知が届きます。ゲートウェイの番号と電波強度から大まかな地点を特定する手がかりになります。

3-3 腕時計端末からの通知 新機能

  • 腕時計端末のセンターボタンを長押しすることにより、管理端末(WindowsPC)へワンタッチで通知が可能です。
  • 腕時計端末からワンタッチ通知を受信した管理端末(WindowsPC)は、その通知に対するアクションを返信することが可能です。


図:腕時計からの要求通知例

腕時計端末(現場側)から、管理端末(管理センターなど)へ要求通知を送ることができます。
たとえば、一次対応では復旧の見込みがないなど、センターへ応援依頼する場合などに効果が期待できます。
管理側ではこの要求に対し、承認 [ACCEPT] または拒否 [REJECT]、もしくは「返信をしない」を選択でき、別の係員を急行させる場合には [ ACCEPT ]を返すなど、その場に応じて応答することが可能です。
また、管理端末側の応答メッセージは任意で変更することができます。

3-4 腕時計端末からアラームメッセージの送信

  • 腕時計端末から管理端末(WindowsPC)へアラームメッセージの送信が可能です。
  • メッセージは英数字8文字まで、最大10パターンを設定することが可能です。
  • メッセージパターンは、すべでの腕時計端末で同一のものが使用可能です。
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