RPi-CM3MB3 は、組込み機器でのIoT化を目的とした SoM「Raspberry Pi Compute Module 4S / Compute Module 3+ / Compute Module 3（以下：CM4S / CM3+ / CM3）」に対応した。キャリアボード製品です。
CM3キャリアボード「RPi-CM3MB2/-PoE」と比べ小型化された基板は、産業デバイス製品などの組込みだけでなく、ディスプレイ表示システム、インフラ向けのゲートウェイやデータロガーなどのプロトコルを用いたシンクライアント端末としてもお使いいただけます。

RPi-CM3MB3の基板サイズは、RPi-CM3MB2（166mm x 112mm）よりも約46%小さい 120mm x 84mm 。小型化したことで、より小さな筐体にも組み込むことが可能です。

RPi-CM3MB3 は、「Raspberry Pi CM4S / CM3+ / CM3（Lite含む）」に対応しています。
本製品のSO-DIMMスロットにCM4S / CM3をセットし、接続デバイスにあったアプリケーションを動作させることで、様々な制御システムを構築することが可能です。

• Power On / Off 回路を搭載（ソフトウェアシャットダウン）
  本製品には、ボタンひとつで電源のON/OFFがおこなえるシャットダウン用ハードウェアボタンを搭載。抜挿での想定しない過電流を防ぐだけでなく、Raspberry Piへ接続される給電ケーブルの抜挿操作は必要ありません。
• CM4S Lite/CM3+ Lite/CM3 Lite 用 microSDスロットを搭載
  フラッシュストレージが搭載されていない Compute Module Lite版を使用する際は、基板上に搭載されているmicroSDスロットにSDカードをセットすることで、OSを起動させることが可能です。
  Lite版の採用はイニシャルコストを下げるだけでなく、バックアップ用システムを製作しておけば、万一システムトラブルがあった場合も復旧作業におけるダウンタイムを減らすことができます。
  ※eMMC搭載のComputeModuleをご使用の場合、microSDスロットはご使用になれません。
• 5V / 3.3V / 1.8V 対応のオンボード・レギュレータを搭載
  RPi-CM3MB3には、様々な機器との接続を想定し、より安定した電源供給がおこなえるよう5V / 3.3V /1.8Vのオンボードレギュレータを搭載しています。
• CSIコネクタ、DSIコネクタを搭載
  本製品は、Raspberry Piのカメラモジュールや、ディスプレイモジュールに準拠した機器を接続できるよう、それぞれのコネクタが搭載されています。