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【安定動作】業務用途におススメ! HDMI分配器3選【同時出力】

2025年10月3日

【安定動作】業務用途におススメ! HDMI分配器3選【同時出力】

セミナーや展示会、イベントなどの会場にたくさんディスプレイを設置して、同じ映像を流したいシーンで活躍するのが「HDMI分配器」です。

「種類が多くて、どれを選べばいいか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、HDMI分配器の基本的な仕組みや注意点、選び方のポイントを分かりやすく解説し、用途に応じたおすすめモデルを3つご紹介します。

HDMI分配器とは

HDMI分配器とは、パソコンやメディアプレーヤー、ゲーム機など、映像をHDMI出力する機器から、複数のディスプレイに映像と音声を同時に送信するための機器です。

たとえば、会議室で同じプレゼン画面を複数のスクリーンに映したり、展示会でいくつものディスプレイに同じ映像を映したりする際に便利です。

 

よくある勘違いですが、HDMI分配器はパソコンの「デュアルディスプレイ(拡張モード)」のように、2つ以上の画面に別々の内容を表示することはできません。
 

HDMI分配器を選ぶ3つのポイント

自分に合ったHDMI分配器を選ぶには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

1. 分配する台数
2. 対応する解像度
3. 分配方式(どのディスプレイの解像度に合わせて表示させるか)
ポイント1. 分配する台数

何台のディスプレイに映像を表示したいかによって、選ぶべき分配器が変わります。 一般的には「2分配」「4分配」が主流です。

 

ポイント2. 映したい解像度

表示したい映像の解像度に対応しているかも重要なチェックポイントです。

たとえば、8Kの映像を表示したい場合は、当然ながら8K対応の分配器を選ぶ必要があります。 注意点としては、PCやプレーヤー、ディスプレイ、HDMIケーブルが8Kに対応していても、分配器が対応していなければ8K出力はできません。

接続機器全体のスペックを確認しておきましょう。

 

ただ、ダウンスケール機能があれば解像度が異なるディスプレイを接続しても各ディスプレイの最大解像度で映像を表示することができます。

ダウンスケールできる解像度には制限があります。お使いのディスプレイで使えるかどうか、確認が必要です。

ポイント3. 分配の方式

どのディスプレイの解像度に合わせて分配するのか、分配器によって異なります。 一般的な分配方式は接続するすべてのディスプレイに共通する解像度で分配する方式です。

① 共通解像度に自動調整されるタイプ

 

接続されているディスプレイすべてに対応している共通の解像度で映像を出力します。 たとえば、4KディスプレイとフルHD(1080p)ディスプレイを接続した場合、どちらにも対応できる1080pで出力されるモデルが多いです。

メリット:解像度が異なるディスプレイを組み合わせても、すべてのディスプレイに表示できる

デメリット: 異なるディスプレイを組み合わせる場合、一番低い解像度で表示される
解像度を解析して分配するため、映像表示までに時間が掛かる場合がある

② 特定のポートに接続するディスプレイ解像度で分配するタイプ

 

分配器の特定ポートに接続したディスプレイの解像度が、出力解像度となります。

展示会やイベント会場で異なる仕様のディスプレイを利用する場合に便利です。組み合わせて高解像度で出力したい場合に、便利なモードです。最も高性能なディスプレイを特定ポートに接続することで、映像の解像度や色域が安定し、来場者に一貫した印象を与えられる。ただし、特定ポート以外に低解像度のディスプレイには映像は表示されません。

メリット:共通する解像度を解析する必要がないため、映像表示までの時間が短い

デメリット:組み合わせによっては、一部のディスプレイが映らないことがある

用途別おすすめHDMI分配器3選

会場設置の大型ディスプレイ2台に8K映像を流したい【RS-HDSP2-8K】
 

8K60Hzに対応したハイエンドモデルです。 美しい映像を大画面で分配したい方におすすめ。 分配方式は「OUTPUT1に接続されたディスプレイの解像度に従う」タイプです。

RS-HDSP2-8K 製品詳細

4Kあれば充分、コスパ重視で選びたい【RS-HDSP2P-4KZ】
 

シンプルで扱いやすいスタンダードモデル。 4K60Hzまで対応しており、高画質な出力が可能です。 分配方式は「共通解像度に調整される」タイプです。

RS-HDSP2P-4KZ 製品詳細

解像度が異なるディスプレイを組み合わせたい【RS-HDSP4PA-4K】
 

ダウンスケールに対応しているので解像度が異なるディスプレイを組み合わせても最大解像度で表示ができます。

※4K30Hz⇒1080p30Hz、4K60Hz⇒1080p60Hzのダウンスケールのみ対応しています。

分配方式は「共通解像度に調整される」タイプと「OUTPUT1に接続されたディスプレイの解像度に従う」タイプを切替可能。

光デジタル・アナログ、2種類の外部音声出力に対応。展示会でアンプから大迫力の音声を出力することもできます。

RS-HDSP4PA-4K 製品詳細

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