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Q.SCSI構成の既定値を参照および更新するには?


●SCSI BIOSの設定(1)●
REX-PCI30REX-CB31添付の「SCSIコンフィギュレーションユーティリティ」にて、SCSI構成の既定値を参照および更新することができます。
※CardBus UltraSCSI PC Card REX-CB31は、EEPROMを内蔵しています。

SCSI BIOS表示中にキーを押して、コンフィギュレーション画面を表示させる方法もあります。
(REX-PCI32の場合はこの方法のみ)

SCSI Configure

以下は、REX-PCI30のマニュアルに記述されている内容です。
REX-CB31の場合、マニュアルをご参考ください。
PCIバーストモード
初期値は有効です。
パソコンがPCIバーストモードをサポートしていない場合無効にしてください。
パリティ
初期値は有効です。
パリティチェック機能のないSCSI機器がある場合、無効にしてください。
【ホストSCSI ID
初期値は7です。
SCSI機器で7以外使用できない場合のみ変更してください。
ディスコネクト】 <ディスコネクト/リコネクトの有無>
初期値はすべてのIDでオンです。
このオプションを使用する(オン)とSCSIデバイスを一時的にSCSIバスから切り離すことができます。これによりデバイスを一時的に切り離している間に、SCSIカードがバスの他の機能を高速に実行できることがあります。バスが必要な場合に、デバイスとSCSIカードを再度接続することができます。
コマンドキューイング
初期値はオンです。
キューイングの必要のない場合、オフにしてください。 コマンドキューイングがオンの場合、ディスコネクトはオンに設定します。 ディスコネクトがオフの場合、コマンドキューイングはオフに設定します。
転送方式】 <20MB/S、10MB/S、5MB/S、非同期の切替>
初期値は20MB/Sです。
転送速度はSCSIカードとSCSI機器の最初のネゴシエーション時に20MB/S、10MB/S、5MB/Sと落として可能な速度を決定します。非同期のSCSI機器の場合、非同期を選択してください。
SCAM
初期値は無効です。
SCAM対応のSCSI機器を接続する場合に有効を設定します。 また、有効とした場合、SCAMをサポートしていない機器のIDを指定できます。
【HDモードリムーバブルメディア】
初期値は無効です。
リムーバブルディスクよりブート起動する場合に有効を設定します。 通常は、無効を設定しておきます。HDモードで使用する場合のみ有効にします。
【CDブート】
初期値は無効です。
SCSI CD-ROMよりブート起動する場合に有効を設定します。 通常は、無効を設定しておきます。CD-ROMがセットされていないときは、しばらくしてから通常どうりのシステム起動を行います。この機能は、DOS/Vのみ有効です。
【ボード遅延時間】
初期値は、10秒です。
通常パソコンと同時電源ONで接続されているSCSI機器が立ち上がるまでの時間を設定します。1秒に設定するとSCSI-BIOSスタート画面が早く表示されます。0秒またはNO BusResetにすると、REX-PCI30はSCSI バスのリセットを行いません。

●SCSI BIOSの設定(2)●
SCSI BIOS表示中にキーを押して、コンフィギュレーション画面を表示させる方法を紹介します。
SCSI BIOS表示中に、 を押すと、コンフィギュレーションのメインメニューが表示されます。

コンフィギュレーションの設定は、「SCSIアダプタ自体の設定(Adapter Configuration/Adapter Setup)」と「接続するSCSI機器に関する設定(SCSI Configuraton/Device Setup」があります。

以下は、REX-PCI30のマニュアルに記述されている内容です。
REX-PCI32の場合、マニュアルをご参考ください。

【Adapter Configuration】−SCSIアダプタ自体の設定
Host SCSI ID 7 自ボードのIDを指定します
Start-up Delay Time 10 /00-10 n秒間IDサーチをポーズします。
SCSI Bus Termination Auto/On/Off ターミネータの設定を行います
PCI Burst Mode Enable/Disable PCIバーストモード(DMA)を中止する時Disableにします
Multiple Drive Support Enable/Disable 複数のドライブ用BIOSサポートの設定。HDDを3台以上8台までサポートします
Removable Media Support Disable/Enable リムーバブルディスクを固定ディスクと同様に扱えます。ただしイジェクトに注意が必要です(通常Disableに設定)
CD Bootability Disable/Enable CD Bootを行うかの設定
SCSI Parity Enable パリティチェックをしない場合Disable指定します
ULTRA SCSI Feature Enable/Disable ULTRA SCSIの機能を使用しない場合Disableにします
Host Queue Size 240 ホスト側キューサイズ
Device Queue Size 32 デバイス側キューサイズ

【SCSI Configuration】−接続するSCSI機器に関する設定
#0 #1 #2 #3 #4 #5 #6 #7
Start Unit Command Yes/No Driveの立ち上がりが不必要な場合Noを指定します
SCSI Disconnection Yes/No ディスコネクト/リコネクトをしない場合Noを設定します
Command Queueing Yes/No コマンドキューを使用しない場合Noを指定します
Synchronous Transfer Yes/No 転送速度を設定します
非同期にしたい場合Noにします
Bios Target Control Yes/No SCSI-BIOSから認識させるかの設定
認識させない場合、Noにします。 ID毎にYes/Noの設定が可能です。

※ SCAM Disable/Enable の設定はサポートされていません。
ASPIマネージャ、ミニポートドライバのロード時にSCAMの機能が働きます。
初期値はDisableでEnableへの設定は、Windowsユーティリティで行います。


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