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パソコン&スマートフォン快適化談話(パソコン編)

第5章 ハードディスクを入れ替えてどんどん保存


〜 リムーバブルケース 〜

内蔵HDDを入れ替え自在のリムーバブルメディアとして使う

ちか 最近、iPhoneで4K動画を撮ることが増えて、こまめにバックアップするようになってから、ハードディスクがあっという間にいっぱいになっちゃうんです。
ドクター 4K動画は1分あたり375MBと、かなりの容量になるからね。
今、追加用のハードディスクを検討中です。でも、こんなことを繰り返していると、パソコンまわりがハードディスクだらけになっちゃいます。
ドクター じゃあ、ハードディスクをリムーバブルにするっていうのはどう?内蔵ハードディスクを入れ替え自在にすれば、ハードディスクが増えてもパソコンに接続する本体は1個で済むからね。
ちか 内蔵ハードディスクを、どうやって入れ替え自在にするんですか?
ドクター リムーバブルケースの基本構成は、パソコンに接続するドック本体と、内蔵ハードディスクを格納する専用トレイからなる。トレイをドック本体から抜き差しすることで、ハードディスクの入れ替えをおこなうんだ。
 
ちか なるほど、内蔵ハードディスクを専用のトレイに入れて、リムーバブルメディアとして使うんですね。空きがなくなったら、トレイと内蔵ハードディスクを買い足して入れ替えればいいから、新たに接続ポートと電源を用意する必要がなくて、増え続けても安心です。
ドクター 実は、市場には、ハードディスクをむき出しのまま出し入れするリムーバブル製品がある。この方が低コストではあるけど、ハードディスクのことを考えるなら、トレイに入れる方式をすすめるよ。
ちか トレイに入れた方がいいのは、静電気やほこり対策になるからですか?
ドクター それもあるけど、重要なのはSATAコネクタの強度。
そもそも内蔵用のSATAは頻繁に抜き挿しすることを想定していないから、規格で定められている挿抜回数は50回。一方、トレイのコネクにタには、500回以上の抜き挿しに耐えられるものを採用している。
ちか 確かに、トレイ背面のコネクタをみると、しっかりしていて丈夫そうです。
ドクター 仮に、コネクタが摩耗して破損したとしよう。トレイなら中身のハードディスクを抜いて、新しいトレイに入れ替えればいい。でも、ハードディスク自体のコネクタがダメになると、ハードディスクをつなぐ方法がなくなるから、救出できる可能性はウンと低くなる。
 
ちか ハードディスクの抜き挿しに、コネクタ破損のリスクがあるなんて、考えてもみませんでした。トレイを使って、安全に運用したいですね。

パソコンにあったリムーバブルケースを選ぶ

ちか 自分のパソコンに合ったリムーバブルケースを選ぶポイントは?
ドクター ベイ内蔵まずは、ドック本体を内蔵にするか外付けにするかを選ばないとね。
タワー型のデスクトップだったら、5インチベイに内蔵するタイプが省スペースでおすすめ。電源も内部からとるからAC電源も不要でパソコンにすっきり納まるよ。接続インターフェイスは、内蔵で主流のSATAになるね。
内蔵リムーバブルケース

SA3-RC1-LGX/BKX

SAM-RC1-LG/BK
製品ページを見る 製品ページを見る
SA3-DK1-U3 SAM-RC1
  メモリ液晶付き
ちか SATA接続のメリットは、なんといってもハードディスクの高速性能をいかせるところにありますね。
ドクター 起動ディスクを切り替える手段として、リムーバブルケースを使っているひとも多いよ。例えば、新OSは試しに使ってから、という場合は、OSを別々のディスクにインストールしておいた方が都合がいいことも多いんだ。
ちか ふたつのOSをインストールするためにパーティションを切る…とか面倒ですもんね。ディスクを入れ替えるだけならインストールも簡単だし、やめる場合もフォーマットで済むし。
ドクター 起動ディスク用とデータディスク用、両方のドックを用意しておくと運用のしやすさがグンとアップする。起動ディスクとして使っていたものをフォーマットしたり、ディスク間でのデータのやりとりができるようになるからね。
ちか そっか、起動した状態で他のトレイにアクセスしたいと思ったときは、もうひとつドックが必要になりますものね。
・・・・・
ちか ベイに空きがなかったり、ノートパソコンやMacみたいにベイがない場合は、どうしますか。
ドクター 外付けタイプのリムーバブルケースもあるんだ。接続ポートは、USB3.0またはeSATAになる。環境にあわせて選ぶといいよ。
USB3.0 eSATA
▼外付けリムーバブルケース

SA3-DK1-U3X

SA3-DK1-EU3X
  USB3.0・eSATA両方を搭載
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SA3-DK1-U3 SA3-DK1-EU3

(背面)

(背面)
ちか うちのパソコンはUSB接続かな。eSATAポートってよくわかりません。
ドクター eSATAはUSB3.0が登場する前から、高速な外付けインターフェイスとして使われてきたんだ。パソコン標準の場合はほとんどないけど、今でもSATAネイティブで転送できる安心感から愛用している人がいるんだ。

ホットプラグでパソコンの電源ONのままトレイ交換

ちか パソコンの電源を入れたまま、ハードディスクを抜き挿しすることはできますか?他のディスクに保存したデータが必要になったときだけ、ハードディスクを入れ替えて使いたいんです。
ドクター REX-SATAシリーズのリムーバブルケースは、トレイのホットプラグに対応しているから、パソコンやドック本体の電源を入れたまま、トレイの交換ができるよ。
▼トレイの取り外し手順▼
(1)画面上で取り外しを実行し (2)キーを回して (3)トレイ交換!

(Windows)

(Mac)
ドクター トレイを挿入したときは、キーで電源を入れると自動的に認識してくれるし、取り外したいときは、画面上で「安全な取り外し」を実行してからキーを回して解除すればOK。
ちか ドック本体の電源は入ったままで、トレイを抜き挿ししても大丈夫なんですか?
ドクター ドック本体のキーは、ハードディスクへの電源オン、オフの制御スイッチにもなっているんだ。
ちか ロックを外すと、ハードディスクへの電源がオフになって、安心して抜き挿しできるんですね。
ドクター ここで、SATAやeSATA接続でホットプラグしたい場合の注意。これらのインターフェースは、すべてがUSBのようにホットプラグ対応というわけではないから、SATA拡張カードやマザーボード上のチップセットが、ホットプラグに対応したものか確認しておこう。対応していないポートでは、トレイの抜き挿し前にパソコンの電源を切っておかないといけないよ。
ちか ホットプラグに対応しているかどうかは、どうしたらわかるのですか?
ドクター マザーボードメーカーやホストメーカのサイトをチェックするといいよ。対応している場合は、たいていホットプラグ用の専用ソフトウェアか、ドライバが提供されているからね。
ちなみに、ラトックのSATAインターフェイスには、オリジナルのホットプラグツールがついている。ホットプラグのために、マザー標準のSATAポートに空きがあっても、このボードを導入しているひともいるくらいだよ。
⇒SATA・eSATAインターフェイス一覧

REX-SATA 3ならではの安心感

ドクター REX-SATA 3シリーズを選ぶ理由のひとつに、交換用トレイ供給の安定性があるね。量販店やネットショップなどで入手が容易だから、増やすときも柔軟に対応できるんだ。お得感のある複数個パックもあるよ。
交換用トレイ
SA3-TR1-LG/BK
SA3-TR5-LG/BK
  トレイ5個入り
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SA3-TR1 SA3-TR5-LGSA3-TR5-BK
ドクター

これらのシリーズに標準でついていて重宝しているのが、トレイ用に作られたアクセサリー「コネクタガード」。トレイの保管や移動時も、背面のコネクタ部を守ってくれるから安心だね。

▼トレイ用アクセサリ▼
RSD-35CG
コネクタガード
装着時


手のひらサイズのポータブルモデル

ドクター 扱いやすさを優先するなら、こんなコンパクトなリムーバブルケースもあるんだ。
ちか おぉ、小さ〜い!
ドクター 内蔵できるドライブのサイズは2.5インチドライブのみ。3.5インチほど大容量じゃないし容量当たりの価格も高いけど、交換用トレイがコンパクトで扱いやすいから、リムーバブルケースとしてとても魅力的に仕上がっていると思うよ。
▼2.5インチHDD/SSD用リムーバブルケース▼
SA25-RC1-BKX

SA25-RC1-BKX
製品ページを見る
SATA接続
(3.5インチベイに内蔵)
ちか SSDを入れれば、SATA接続の高速性を活かして、より快適に使えますね。
ドクター そうだね。容量はそんなに必要としないけど、速度にはこだわる、OS起動ディスクとして使っているユーザーも結構いるみたいだよ。
ちか 交換用のトレイを増やすときは、なにを選べばいいですか。
ドクター オプションとして、「SA25シリーズ」専用の交換用トレイが用意されているよ。
ちか この小ささでも、フロント部分はディスクの整理がしやすいように、タイトルが書けるようになっているんですね。
SA25-TR1-BKX SA25シリーズ用 交換用トレイ
SA25-TR1-BKX

(背面)
・・・・・
ちか このディスクをノートPCで使う方法はありますか。
ドクター SATAをUSBに変換するこのケーブルを使えば、ノートPCにも接続できるよ。
▼USB - SATA 変換アダプター ▼
Type-Aモデル Type-Cモデル

REX-U30ST3-A

REX-U30ST3-C
製品ページを見る 製品ページを見る
REX-U30ST3-A REX-U30ST3-C
ドクター 2.5インチ装着時ならUSBからのバスパワーで動くから、ACアダプターを接続する必要はないよ。感覚的には、ポータブルHDDだね。
ちか トレイ部分をカートリッジ式ライクに使えば、ノートPC単独でも活用できそうですね。

第6章 パソコンの音楽を本格サウンドで楽しもう!>>

■パソコン編
第1章 パソコンの画面をテレビやディスプレイで見る 〜マルチディスプレイアダプター
第2章 内蔵ディスクを外付けで活用 〜HDDケース・変換アダプター
第3章 もしものときの心強い味方 〜RAIDケース
第4章 好みの外付けドライブは手作りで 〜ドライブケース
第5章 ハードディスクを入れ替えてどんどん保存 〜リムーバブルケース
第6章 パソコンの音楽を本格サウンドで楽しもう! 〜PCオーディオ製品
第7章 パソコンが増えても、キーボード・マウス・ディスプレイは1台でOK 〜パソコン自動切替器
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※このページに掲載している内容は、2016年7月現在の情報です。
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