パソコン、Android端末のUSB Type-CにRS-232C機器を接続
USBシリアルコンバーター(USB Cタイプ) RS-USB602FC
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RS-USB602FC
- JANコード:
- 4949090600720
- 標準価格(税別):
- 7,800円
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2024年8月下旬発売
本製品はUSB Type-C接続モデルです
- Android
- Windows
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製品特徴
USB-CポートにRS-232C機器を接続
本製品はパソコンのUSB Type-Cポートに、RS-232C機器(シリアルデバイス)を接続するためのデバイスです。USB-Cポートからのバスパワーで動作し、外部からの電源供給は不要です。
標準搭載のUSB-Cポートに接続できる、パソコンの電源を切らなくても必要な時にRS-232C機器の取り付けや取り外しがおこなえるなど、USB変換ならではのメリットがあります。
シリアル側の着脱は電源OFFを確認後おこなってください。
パソコンやAndroidタブレットのUSB Type-Cポートに接続。
USBバスパワーで動作、ACアダプターなどの外部電源は不要です。
コネクタはD-Sub 9ピン(オス)を採用。
市販の変換コネクタを使用し、D-Sub 25ピンの機器も接続可能。
シーケンサーなど計測制御機器にも対応
本製品は、バーコードスキャナー、磁気カードリーダー、モデム、RF-IDタグリーダー、電源装置などのほか、電子天びんやシーケンサーなどの計測制御系機器の接続インターフェイスとしても広く使用されています。
設定不要の簡単セットアップ、COMポートとして認識(Windows)
デバイスドライバーをダウンロード提供。セットアップファイルを実行して本製品をUSB-Cポートに接続するだけで、仮想的にCOM(RS-232C)ポートとして認識されます。パソコンのIRQリソースは占有せず、空いているCOMポートに仮想COMポートとしてアサインされます。COMポート番号は、デバイスマネージャーより変更可能です。
COMポート用アプリケーションが使用可能
専用デバイスドライバーにより、仮想COMポートとして認識されるため、RS-232Cデバイスメーカー各社が提供するほとんどのCOMポート用アプリケーションがそのまま使用できます。
すべてのCOMポートアプリケーションをサポートするものではありません。
16bitアプリケーションやI/Oポートを直接制御しているアプリケーションは使用できません。
Android用サンプルプログラム、簡易ターミナルアプリを提供
Android用ターミナルアプリ、およびサンプルプログラムをダウンロードにて提供。サンプルプログラムはソース付きで、お客様のプログラム作成にお役立ていただけます。
Android用ターミナルアプリ
【Android用ソフトウェアの提供について】
弊社では、Android用のドライバーを提供していません。本製品に搭載しているUSB-SerialコントローラチップのメーカーFTDI社からAndroid用のクラスライブラリ(D2XX Library Packages)が公開されており、このライブラリを使用してRS-USB602FCを利用できるサンプルプログラムをソース付きで提供します。
最大DTE 通信速度230K
専用デバイスドライバーにより、最大DTE 通信速度230Kbps までサポート。
通信状態がよくわかる通信モニターLED
電源はUSB-Cポートからのバスパワーを使用。USBからバスパワー供給がおこなわれていれば、デバイスドライバーがロードされた時にPower LED が点灯します。
RS-USB602FC本体にはPOWER LEDのほか、送信・受信LED を搭載。 データの流れを簡単にモニターすることができます。
WindowsおよびWindows Server、Android OSに対応
Windows PCのほか、USB-Cポートを装備したWindows Serverにも対応。
プログラム作成により、Android端末とRS-232C通信をおこなうことも可能です。(Android OS用サンプルプログラムをダウンロード提供)
有害10物質不使用
RS-USB602FCは、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDE、DEHP、BBP、DBP、DIBPの有害10物質を使用していない、環境と人にやさしい製品です。
>> ラトックシステム有害化学物質制限の取り組み
持ち運びにも便利な軽量・スマートデザイン
本体部分のサイズは85mm(L) x 28mm(W) x 11mm(H)。重量は約55g。スマートかつコンパクトで、持ち運びにも便利です。
対応機種
USB Type-Cポートを装備したWindows PC、Android端末
対応OS
Windows 11、Windows 10、Windows Server 2025、Windows Server 2022、Windows Server 2019
※32ビット/64ビット両対応
Android OS
対応デバイス
バックアップ電源、磁気カードリーダー、シリアルプリンター、モデム、TA、電子天びんなど、RS-232Cポート搭載の機器
RS-232Cポートに接続して使用するシリアルマウスはサポートしていません
使用事例
組み込みマイコンのソフトウェア開発
組み込みマイコンの開発に伴う制御には、シリアルインターフェースが多く使用されていますが、最近のパソコンにはシリアルポートが搭載されていません。そこで、現場に持ち込んだノートPCにRS-USB602FCを取り付けてUSBをシリアルに変換し、マイコンを接続します。ターミナルソフトでシリアルポートのオープンをおこなって、マイコンのシリアルポート(/dev/ttyS0)と通信し、組み込んだソフトウェアのデバッグをおこないます。
RS-USB602FCのI/Oレベル変更が必要な場合は、弊社によるカスタマイズが可能です
Excelを使用した読み取りデータの分析
計測・制御機器にかかる作業で、測定データ収集の次に発生するのは集計・抽出・グラフなど分析用データの作成です。これらのデータを効率的に生成する方法として、Microsoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング言語「VBA(Visual Basic for Applications)」の活用があります。Excel上で作成したVBAプログラムでRS-232C機器からのデータをセルへ入力し、作表・分析・条件トリガー設定などはExcelの機能をそのまま使用します。これにより、プログラム開発にかかる時間を短縮できるだけでなく、グラフの形式や条件などをExcel上で容易に変更でき、運用面のメリットも享受できます。
アプリケーションを自作する
【例1】
バーコードリーダから読み取ったデータを、
Excelシートへ取り込む
【例2】
温度計から読み取ったデータを、
Excelシートへ取り込む
サンプルソース(VBAの一部抜粋)
提供しているサンプルプログラムは、COMポートをオープンして接続機器からデータを取り込み、COMポートをクローズする処理をおこなっています。通信には、VBAで用意されているMSCommコントロールを使用しています。RS-USB602FC以外の弊社製RS-232Cインターフェイスでも、同様のソースでシリアル通信がおこなえます。
‘ === MSCommコントロールの各通信パラメータ設定
MSComm.xxx = xx
‘ === COMポートのオープン処理 ===
MSComm.PortOpen = True
‘ === データ受信時 ===
‘ CommEvent プロパティの値が変化すると、このイベントが常に発生
Private Sub MSComm_OnComm()
Select Case MSComm.CommEvent
‘ RThreshold プロパティで指定された数のバイトを受信
Case comEvReceive
(MSComm.Inputで受信)
End Select
End sub
‘ === データ送信時 ===
(MSComm.Outputで送信)
‘ === 終了時はCOMポートをクローズ ===
MSComm.PortOpen = False
カスタマイズ例
カスタムが発生するため、ロットによるご発注か、継続案件でのみの対応となります。
外部への電源供給対応
- RS-232C機器に電源供給が可能
USBバスパワーをRS-232C側(D-SUB 9ピン)に出力。別電源が必要だったRS-232C機器が、本製品1本で接続可能になります。 - 供給可能な電源容量を変更可能
定格電圧DC 5V、本製品の駆動は約25mA。
出荷時のUSB Descriptor Max BUS Powerの値は100mAです。
* 実際に出力可能な値は各パソコンのUSB-Cポートに依存します。 - 電源出力をおこなうピン番号は変更可能
* 電源出力をアサインしたピン番号は使用できません。
インターフェイス電圧レベル変更
外部インターフェイスをTTLレベル(+5V-0V)に変更可能。レベル変換が必要だった装置との接続に使用して、直接パソコンと接続することが可能になります。
ケーブル長・コネクタの変更
- ケーブル長の変更
USB側やRS-232C側のケーブル長を、他の長さに変更することができます。 - コネクタの変更
USB側やRS-232C側のコネクタ(D-Sub 9ピン)を、他のコネクタ形状に変更することができます。
本製品のカスタマイズについて
受託開発(OEM)のお問い合わせフォームからお問い合わせください。
製品仕様
名称 | USBシリアルコンバーター(USB Cタイプ) |
型番 | RS-USB602FC |
インターフェイス | 【USB】 USB Specification Rev2.0準拠 【RS-232C】RS-232C |
RS-232C 最大DTE速度 |
最大230 Kbps |
LED インジケータ | POWER /TXD /RXD |
接続コネクタ | USB(Type-Cプラグ) RS-232C(D-Sub9 オス/固定ネジ#4-40 六角メス) |
電源電圧 | DC+5V(USB バスパワーから取得) |
消費電流 | 平均14mA(5V)/最大22mA(5V)/サスペンド時約1mA |
外形寸法・重量 | 本体部85mm(L) x 28mm(W) x 11mm(H) 、ケーブル全長約85cm、重量55g |
製品内容 |
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DLソフトウェア | シリアル通信ドライバー(Windows用)、サンプルプログラム(Windows用、Android用) |
対応機種 | USB ポートを装備したWindowsPC、Android端末 |
対応OS | Windows 11、Windows 10、Windows Server 2025、Windows Server 2022、Windows Server 2019、Android OS ※Windowsは32ビット/64ビット両対応 |
JANコード | 4949090600720 |
標準価格(税別) | ¥7,800 |
- 本製品は パソコンのUSB-Cポートにシリアル機器を接続するものです。USB機器をパソコンのシリアルポートに接続することは出来ません
- 本製品は国内仕様となっており、海外についての保守およびサポートはおこなっておりません。
- 記載されている名称・商品名は各社の商標または登録商標です。
- 予告なく外観または仕様の一部を変更することがあります。
- 表示価格に消費税は含まれておりません。
ハードウェア仕様
コネクタピンアサイン
D-SUB 9ピンオス
ピン番号 | 信号名 | 略称 | DTE-外部 | 説明 |
1 | Data Carrier Detect(DCD) | キャリア検出 | ← | キャリア検出の通知 |
2 | Receive Data(RD) | 受信データ | ← | データの受信 |
3 | Transmit Data(TD) | 送信データ | → | データの送信 |
4 | Data Terminal Ready(DTR) | 端末レディ | → | 使用可能であることを通知 |
5 | Signal Ground(SG) | 信号用接地 | - | SD/RD共通のアース |
6 | Data Set Ready(DSR) | データセットレディ | ← | 使用可能であることを通知 |
7 | Request to Send(RS) | 送信要求 | → | 送信の停止再開の要求 |
8 | Clear to Send(CS) | 送信許可 | ← | 受信の停止再開の通知 |
9 | Ring Indicate (RI) | 被呼表示 | ← | 着信の通知 |
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