パソコンのUSBポート(Type-A)にRS-232C機器を接続

USBシリアルコンバーター RS-USB602F

  • RS-USB602F

  • JANコード:
  • 4949090600706
  • 標準価格(税別):
  • 6,400円
  • RS-USB602F-25
    (ロングケーブル)

  • JANコード:
  • 4949090600737
  • 標準価格(税別):
  • 8,800円

本製品はUSB Type-A接続モデルです

Windows用ソフトウェアのダウンロードはこちら

  • Windows
  • Raspberry Pi
  • Android

RS-USB602F ご購入はこちらから

RS-USB602F-25 ご購入はこちらから

バスパワー供給モデルのサンプルご購入(準備中)

製品特徴

USBポートにRS-232C機器を接続

本製品はパソコンのUSBポートに、RS-232C機器(シリアルデバイス)を接続するためのデバイスです。USBポートからのバスパワーで動作し、外部からの電源供給は不要です。

標準搭載のUSBポートに接続できる、パソコンの電源を切らなくても必要な時にRS-232C機器の取り付けや取り外しがおこなえるなど、USB変換ならではのメリットがあります。

シリアル側の着脱は電源OFFを確認後おこなってください。

パソコンのUSB Type-Aポートに接続。
USBバスパワーで動作、ACアダプターなどの外部電源は不要です。

コネクタはD-Sub 9ピン(オス)を採用。
市販の変換コネクタを使用し、D-Sub 25ピンの機器も接続可能。

シーケンサーなど計測制御機器にも対応

本製品は、バーコードスキャナー、磁気カードリーダー、モデム、RF-IDタグリーダー、電源装置などのほか、電子天びんやシーケンサーなどの計測制御系機器の接続インターフェイスとしても広く使用されています。

設定不要の簡単セットアップ、COMポートとして認識

デバイスドライバーをダウンロード提供。セットアップファイルを実行して本製品をUSBポートに接続するだけで、仮想的にCOM(RS-232C)ポートとして認識されます。パソコンのIRQリソースは占有せず、空いているCOMポートに仮想COMポートとしてアサインされます。COMポート番号は、デバイスマネージャーより変更可能です。

COMポート用アプリケーションが使用可能

専用デバイスドライバーにより、仮想COMポートとして認識されるため、RS-232Cデバイスメーカー各社が提供するほとんどのCOMポート用アプリケーションがそのまま使用できます。

すべてのCOMポートアプリケーションをサポートするものではありません。

16bitアプリケーションやI/Oポートを直接制御しているアプリケーションは使用できません。

最大DTE 通信速度230K

専用デバイスドライバーにより、最大DTE 通信速度230Kbps までサポート。

通信状態がよくわかる通信モニターLED

電源はUSBポートからのバスパワーを使用。USBからバスパワー供給がおこなわれていれば、デバイスドライバーがロードされた時にPower LED が点灯します。

RS-USB602F本体にはPOWER LEDのほか、送信・受信LED を搭載。 データの流れを簡単にモニターすることができます。

WindowsおよびWindows Server、Android OSに対応

Windows PCのほか、USBポートを装備したWindows Serverにも対応。
プログラム作成により、Android端末とRS-232C通信をおこなうことも可能です。(Android OS用サンプルプログラムをダウンロード提供)

ケーブル長の異なる2モデルを用意

本体とRS-232Cコネクタ間のケーブル長が30cmの通常モデル「RS-USB602F」と、250cmのロングケーブルモデル「RS-USB602F-25」の2モデルを用意。設置場所や用途に合わせてお選びいただけます。

有害10物質不使用

RS-USB602Fは、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDE、DEHP、BBP、DBP、DIBPの有害10物質を使用していない、環境と人にやさしい製品です。

>> ラトックシステム有害化学物質制限の取り組み

持ち運びにも便利な軽量・スマートデザイン

本体部分のサイズは85mm(L) x 28mm(W) x 11mm(H)。重量はRS-USB602Fが約55g、RS-USB602F-25が約105g。スマートかつコンパクトで、持ち運びにも便利です。

対応機種

USB Type-Aポートを装備したWindows PC、Android端末

対応OS

Windows

Windows 11、Windows 10、Windows Server 2022、Windows Server 2019
※32ビット/64ビット両対応

Android

Android OS

RaspberryPi

RaspberryPi OS

対応デバイス

バックアップ電源、磁気カードリーダー、シリアルプリンター、モデム、TA、電子天びんなど、RS-232Cポート搭載の機器

RS-232Cポートに接続して使用するシリアルマウスはサポートしていません

使用事例

組み込みマイコンのソフトウェア開発

組み込みマイコンの開発に伴う制御には、シリアルインターフェースが多く使用されていますが、最近のパソコンにはシリアルポートが搭載されていません。そこで、現場に持ち込んだノートPCにRS-USB602Fを取り付けてUSBをシリアルに変換し、マイコンを接続します。ターミナルソフトでシリアルポートのオープンをおこなって、マイコンのシリアルポート(/dev/ttyS0)と通信し、組み込んだソフトウェアのデバッグをおこないます。

RS-USB602FのI/Oレベル変更が必要な場合は、弊社によるカスタマイズが可能です

 

Excelを使用した読み取りデータの分析

計測・制御機器にかかる作業で、測定データ収集の次に発生するのは集計・抽出・グラフなど分析用データの作成です。これらのデータを効率的に生成する方法として、Microsoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング言語「VBA(Visual Basic for Applications)」の活用があります。Excel上で作成したVBAプログラムでRS-232C機器からのデータをセルへ入力し、作表・分析・条件トリガー設定などはExcelの機能をそのまま使用します。これにより、プログラム開発にかかる時間を短縮できるだけでなく、グラフの形式や条件などをExcel上で容易に変更でき、運用面のメリットも享受できます。

アプリケーションを自作する

弊社では、RS-232Cにつないだ機器からのデータを、直接Excelのシートへ入力するための簡単なサンプルプログラム(VBA)を用意しています。RS-USB602FはOS上で仮想的にCOMポートとして認識されるので、シリアル通信用の関数を使用した通信が可能です。データの受信は、各計測機器で用意されているコマンドを使用します。

【例1】
バーコードリーダから読み取ったデータを、
Excelシートへ取り込む

【例2】
温度計から読み取ったデータを、
Excelシートへ取り込む

サンプルソース(VBAの一部抜粋)

提供しているサンプルプログラムは、COMポートをオープンして接続機器からデータを取り込み、COMポートをクローズする処理をおこなっています。通信には、VBAで用意されているMSCommコントロールを使用しています。RS-USB602F以外の弊社製RS-232Cインターフェイスでも、同様のソースでシリアル通信がおこなえます。

‘ === MSCommコントロールの各通信パラメータ設定
MSComm.xxx = xx
‘ === COMポートのオープン処理 ===
MSComm.PortOpen = True
‘ === データ受信時 ===
‘ CommEvent プロパティの値が変化すると、このイベントが常に発生
Private Sub MSComm_OnComm()
Select Case MSComm.CommEvent
‘ RThreshold プロパティで指定された数のバイトを受信
Case comEvReceive
(MSComm.Inputで受信)
End Select
End sub
‘ === データ送信時 ===
(MSComm.Outputで送信)
‘ === 終了時はCOMポートをクローズ ===
MSComm.PortOpen = False

カスタマイズ例

外部への電源供給対応(RS-USB602FPW)

  • RS-232C機器に電源供給が可能
    USBバスパワーをRS-232C側(D-SUB 9ピン)に出力。別電源が必要だったRS-232C機器が、本製品1本で接続可能になります。

  • 供給可能な電源容量を変更可能
     定格電圧DC 5V、本製品の駆動は約25mA。
     出荷時のUSB Descriptor Max BUS Powerの値は100mAです。
    * 実際に出力可能な値は各パソコンのUSBポートに依存します。

  • 電源出力をおこなうピン番号は変更可能
    * 電源出力をアサインしたピン番号は使用できません。

【ご案内】サンプルはe2e Storeにて販売します。

インターフェイス電圧レベル変更(RS-USB602FTTL)

外部インターフェイスをTTLレベル(+5V-0V)に変更可能。レベル変換が必要だった装置との接続にRS-USB602FTTLを使用して、直接パソコンと接続することが可能になります。

カスタムが発生するため、ロットによるご発注か、継続案件でのみの対応となります。

ケーブル長・コネクタの変更

  • ケーブル長の変更
    USB側やRS-232C側のケーブル長を、他の長さに変更することができます。
  • コネクタの変更
    USB側やRS-232C側のコネクタ(D-Sub 9ピン)を、他のコネクタ形状に変更することができます。

カスタムが発生するため、ロットによるご発注か、継続案件でのみの対応となります。

本製品のカスタマイズについて

受託開発(OEM)のお問い合わせフォームからお問い合わせください。

製品仕様

名称 USBシリアルコンバーター USBシリアルコンバーター
(2.5mロングケーブルモデル)
型番 RS-USB602F RS-USB602F-25
インターフェイス 【USB】 USB Specification Rev2.0準拠
【RS-232C】RS-232C
RS-232C
最大DTE速度
最大230 Kbps
LED インジケータ POWER /TXD /RXD
接続コネクタ USB(SeriesA コネクタ)
RS-232C(D-Sub9 オス/固定ネジ#4-40 六角メス)
電源電圧 DC+5V(USB バスパワーから取得)
消費電流 平均14mA(5V)/最大22mA(5V)/サスペンド時約1mA
外形寸法・重量 本体部85mm(L) x 28mm(W) x 11mm(H) 、ケーブル全長約85cm、重量55g 本体部85mm(L) x 28mm(W) x 11mm(H) 、ケーブル全長約300cm、重量105g
製品内容
  • 本体
  • インストールガイド
  • 保証書(1年)
DLソフトウェア シリアル通信ドライバー(Windows用)、サンプルプログラム(Windows用、Android用)
対応機種 USB ポートを装備したWindowsPC、Android端末、RaspberryPi
対応OS Windows 11、Windows 10、Windows Server 2022、Windows Server 2019、Android OS、RaspberryPi OS
※Windowsは32ビット/64ビット両対応
JANコード 4949090600706 4949090600737
標準価格(税別) ¥6,400 ¥8,800
  • 本製品は パソコンのUSBポートにシリアル機器を接続するものです。USB機器をパソコンのシリアルポートに接続することは出来ません
  • 本製品は国内仕様となっており、海外についての保守およびサポートはおこなっておりません。
  • 記載されている名称・商品名は各社の商標または登録商標です。
  • 予告なく外観または仕様の一部を変更することがあります。
  • 表示価格に消費税は含まれておりません。

ハードウェア仕様

コネクタピンアサイン

D-SUB 9ピンオス

ピン番号 信号名 略称 DTE-外部 説明
1 Data Carrier Detect(DCD)   キャリア検出 キャリア検出の通知
2 Receive Data(RD) 受信データ データの受信
3 Transmit Data(TD) 送信データ データの送信
4 Data Terminal Ready(DTR) 端末レディ 使用可能であることを通知
5 Signal Ground(SG) 信号用接地 SD/RD共通のアース
6 Data Set Ready(DSR) データセットレディ 使用可能であることを通知
7 Request to Send(RS) 送信要求 送信の停止再開の要求
8 Clear to Send(CS) 送信許可 受信の停止再開の通知
9 Ring Indicate (RI) 被呼表示 着信の通知

法人のお客様へ

受託にて既存製品のカスタマイズ実績多数

当社受託開発の詳細はこちら

組み込みシステム、特定機器向けのカスタマイズのご用命は

受注案件の窓口までお問い合わせください

メールマガジン

最新の製品情報やイベント情報を
おしらせしています