以前使用していたハードディスクセットを取り付ければ元のRAIDモードで動作しますか?(Windows)

以前使用していたハードディスクセットを取り付ければ元のRAIDモードで動作しますか?(Windows)

Windowsパソコンのみで可能です。(macOSでは本操作はおこなえません。)
以前、RAID1、RAID0、JBODのいずれかの動作モードで使用していたハードディスクのセットを、現在使用しているセットと取り換えてデータを確認したい場合、以下の手順でおこなってください。
 

※本操作は姉妹機「RS-EC32-U31R」シリーズではおこなえません。

※手順を間違えると以前のRAID状態に復旧できず、データ自体が読み出せなくなる危険性がありますので、手順やハードディスクの取り扱いには十分ご注意ください。

※暗号化されているハードディスクは交換して使用することができません。
 

まず、専用アプリケーション「RAIDモードクリアツール」をダウンロードしてください。

「RAIDモードクリアツール」概要

本製品はRAID作成時にケース側及び各ハードディスクに同じRAID構成情報を書き込み、これらの情報が一致することでRAIDの運用が可能となります。
「RAIDモードクリアツール」はケース側のRAID構成情報のみを消去し、工場出荷値に戻すツールとなります。(各ハードディスク内のRAID構成情報やデータは消去しません)
ケース側のRAID構成情報が工場出荷値の場合のみ、各ハードディスクのRAID構成情報でケース側のRAID構成情報を生成することができるため、以前使用していたハードディスクが取り付けられた場合は以前のRAIDモードに戻し、運用可能となります。
 

<注意>
ディスクの暗号化をおこなっている場合、本ツールを使用すると本ケースのRAID構成情報内にある暗号化の情報も同時に消去されるため、ハードディスク内のデータを読み出すことも暗号化を解除することもできなくなり、本製品をご使用いただけなくなります。また、暗号化されたハードディスクを他のハードディスクケース等に取り付けて利用することもできませんので、ご注意ください。


 

<ハードディスクセット交換の手順>

  1. 本製品を現在使用している状態で、「RAIDモードクリアツール」を実行し、完了させます。
  2. 本製品の電源をオフにします。
  3. ハードディスク(セット1)を取り外し、いずれのスロットに入っていたハードディスクかわかるように保管します。(図Aの①)
  4. ハードディスク(セット2)をスロットの位置を間違えずに取り付けます。(図Aの②)
  5. 本体の電源をオンにします。

《HDD交換_1.png》
 

この作業でハードディスク(セット2)のRAID構成で使用可能となります。
 


 

◆ハードディスク(セット1)に戻したい場合は、同様に以下の手順でおこないます。
 

  1. ハードディスク(セット2)を使用している状態で、「RAIDモードクリアツール」を実行し、完了させます。
  2. 本製品の電源をオフにします。
  3. ハードディスク(セット2)を取り外し、いずれのスロットに入っていたハードディスクかわかるように保管します。(図Bの①)
  4. ハードディスク(セット1)をスロットの位置を間違えずに取り付けます。(図Bの②)
  5. 本体の電源をオンにします。

《HDD交換_2.png》
 

これで元のハードディスク(セット1)のRAID構成で運用可能です。

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